【中国の田舎は寒い!】東チベットを旅する時に着ていくべき服装とは?

中国・四川省西部に広がる、俗に『東チベット』と呼ばれる中国の田舎のようなチベット地域だが真冬に行く場合、どんな服装ならベストなのか?

実際に1月の真冬の東チベットを旅したボクが気になる冬の気温と共に、これから東チベットを旅する上でアドバイスしようと思う。

 

因みに東チベット旅行を考えている人はこちらの記事を読んで欲しい。

東チベット(中国四川省)への飛行機代や約2週間位旅した時にかかった旅行費用(移動費や宿泊費)等をまとめておいた。

【注目】東チベット旅行に行ったら以外に費用がかかった∑(OωO; )何故!?

【冬の東チベットの気温】

四川省の中心地都市『成都』の冬(1月)の平均気温は大体3~8℃だが、東チベットがあるカンゼ方面に行くと成都よりも、もっと冷え込み5~-10℃にもなる。

ただ、実際に行ってみると町ごとに体感気温はかなり違っていた。

 

例えばボクはカンディン~カンゼまでの間、各東チベットの町を色々立ち寄ったが最も寒かったのはカンディン(康定)だった。

カンディンは標高2500メートル程の山あいの町で東チベット各地へ行くための起点となる交通の要衝でもあり、他の東チベットの町と比べて標高も低いのだが・・

 

町の中心には川が流れていて、朝や夜等は土手も冷え込み、日本から着てきた厚手の民族衣装でもかなり寒かったというのを記憶している(体感気温として1~2℃位)

 

因みにカンディンの観光スポットはダライ・ラマ14世が滞在したンガチュ・ゴンパや近くにある温泉だろう。

カンディンは一見すると日本の温泉街のような雰囲気をかもちだすが、カンディンを囲む岩山を見ると仏達の彫刻がいくつも刻まれ、ここがチベットだという事が分かる。

次に行ったのは聖なる釈迦如来像『ラガン・ジョウォ』があるラガンという小さな町で標高3700メートルにもなる高地に位置する場所で周辺には広大なチベットの山々が広がっている。

 

だが、標高が高いにも関わらずカンディンよりは寒くなかった。

 

真冬なのに寒く無かったのは、恐らく雪が降っていない事が原因だろう。

 

場所によっては雪が積もるような場所もあるらしいが少なくともボクが旅をした時点では積雪はなく、凍える程では無かった。

 

この事は同じチベット文化圏の標高3500メートルに位置するインド・ラダック地方を旅した時と比べてみても、遥かに寒くない。

 

因みにラダックの場合は積雪もあってか、一日中氷点下を越え(3月時点)体の震えが止まらなかった程だ。

 

ラダックはチベット文化圏を旅する画家のボクが最もオススメするチベット地域で、寺院巡りにとどまらずトレッキングや高地に広がる巨大湖巡り等が出来るインド秘境の地だ。

【インド秘境の地】ラダックで寺院巡りやトレッキングする方法とは?

【ラガンを過ぎると気温が高くなる?】

ラガンを過ぎると標高は下がりタウという町に入る。

 

巨大チョルテンが有名なタウは標高3040メートルであり、何故か鮮水河という大きな川が近くにあるにも関わらず、日中は暖かく、まるで春の陽気のようだった。

しかし、タウから川沿いに70キロ先にあるダンゴ(標高3230メートル)に行くと一転冬の陽気に戻り、コーラすらシャーベット状になるくらい気温が低くなるのだ。

因みにダンゴ(ルーフォ)は1973年の大地震の後に造られた新しい町で、二つの川が交わっている場所にあり(そのせいで寒いのかも)民族衣装を着たチベタンを多く見ることが出来る。

 

 

また、ダンゴを臨む丘の上にはゲルク派大僧院ダンゴ・ゴンパがある。

 

 

ボクが東チベットを旅したのは標高3310メートルに位置するカンゼまでだったが、ラダックで出会った日本人の話によると東チベット最大の仏教寺院ラルン・ガル・ゴンパは真冬になると-20~30℃となるらしいので、ある程度準備をしないといけない。(外国人立ち入り禁止だが)

 

因みに東チベット旅行最後の街となったカンゼにあるゲルク派僧院カンゼ・ゴンパには美しい立体曼荼羅や仏像達を多く見ることが出来る。

以上のように東チベットは氷点下にもなる場所もあるので、基本的に厚手・重ね着スタイルで旅をした方がベストだ。

 

【東チベットを旅する時に着ていくものとは?】

以下は東チベットを旅した時の寒さ対策に着ていった服装の内容だ。

 

■民族衣装

ネパールで購入したチベットの民族衣装で裏地付の防寒使用になっている。

因みに世界的に美しい事で知られるチベットの民族衣装はこちらで販売している。

 

民族衣装屋『カイラス

 

■厚手のセーター

イギリス製の厚手のセーターで軍やハンター等が使っているもの。

ボクは古着屋で買ったが、丈夫で暖かいミリタリーセーターは上野にある老舗ミリタリーショップ『中田商店』で買うことが出来る。

 

■防寒インナー

防寒使用になっているインナーでズボンの下にはくもの。

特に足は冷え込みやすいので、裏地付のものを履いていった(ラダックに行った時、これを履いていけば良かったのにと後悔している(笑)

■厚手の靴下

意外に見落としがちなのが靴下で、基本的に歩きがメインとなる東チベット旅行では靴下はかかせない。(ゴンパ等へ行く場合、徒歩が多い。)

そこでボクはパイルソックスという厚手の靴下を履き旅をしたのである。

 

といった感じだがチベットの寒さをあなどっていると現地到着時、後悔する事もあるので、出発前にしっかり着て東チベットの旅をして欲しい。

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