秘境チベットが旅人に美しく感じてしまうのは文化や宗教、民族衣装をまとうチベット人に非日常を感じるからでは無いだろうか?
チベット人達は主に仏教を信仰し、宗教が日常的に生活の中に取り入られている。
そんな信仰深いチベット人と仲良くなるためにはどうすればいいのだろうか?
【チベット人と仲良くなるには?】
チベット人と仲良くなるためにはチベット語を話すことが1番だ。
例えばチベット語で『こんにちは』は
タシデレ!
だが挨拶程度でもいいからチベット人にチベット語で話せば相手もニコッとしてくれる。
日本でも外国人に日本語で声をかけられたら少し嬉しく感じてしまうのと同じようなものだ。
だからボクはチベット文化圏の国々を旅するとき、なるべくチベット語を使うようにしている。
完璧に話せなくても気持ちはきっと相手に伝わるはずだ。
因みにボクはチベット語以前に英語すらまともに喋れず、海外旅行をしているが実際に旅して分かるのが、中1レベルの英語力でも何とかなる!
という事実だ。
因みに日本人は何故だか、英語が出来ないと思っている人達が多いようだがネパール在住の海外青年協力隊の人に言わせれば、それは違うようだ。
【様々なチベット語】
チベット語は日本語の標準語と他県の方言の違いのように同じチベット語でも輪をかけて違うなんて事もある。
例えばチベット語の挨拶
『タシデレ』だがアムド地方の場合
チェ・デモ!
とこのように表現される。
またインドのチベット系住民であるラダック人も中央チベットで使われるチベット語とも違ってる。
ラダック人が使うジュレーという挨拶。
面白いのは「こんにちは」「有難う」「さようなら」とこの三つの言葉を「ジュレー」の一言で通じてしまう便利な言葉なのだ。
ボクはラダックに行った際、ラダック人と会うとジュレーと声をかけた。
そうするとジュレーと返ってくる。何とも便利だ。
むしろジュレー!一言で何でも通じる世界になったら言葉なんて要らなくていいのにな・・と思うのだった。
因みに『チベットよりもチベットらしい』と言われるラダックはチベット文化圏の中でもオススメの地域だ。
ラダックはチベット本土で失われつつある宗教文化が残っていて、城塞のようなチベット仏教寺院が沢山あり、チベット自治区のラサにあるポタラ宮のモデルとなったとされる王宮も中心地レーで見る事が出来る。
また、ラダック人達は優しい人達が多く、海外に行くとよくいる『日本人金クレ外国人』がいないし、ボッタクリタクシードライバーもいないので、チベット云々抜きにしても本当にオススメの場所だ。
【チベット人と仲良くなる為に民族衣装を着てみよう!】
ボクの普段着は少々変わっているのだが主に民族衣装を着ていることが多い。
日本にはない伝統的な柄、デザイン、服や帽子をとってもチベットの民族衣装は1番美しいとボクは思っている。
だからチベット文化圏の国々に行くとその国の民族衣装を買っていくのだが、それを着て旅をすると現地人に話しかけられる、なんて事がよくある。
例えば東チベットでチベットの民族衣装を着てバスにのったらバスに乗っていた乗客から質問されたり似合ってるね。とか言われた事がある。
特にラダックでラダックの民族衣装ゴンチュを着てレーを歩いたら、風当たりが凄くよくラダック人の暖かさのようなものを感じることが出来た。
チベット人と仲良くなるためにはチベット語を使ったり民族衣装を纏ったりする事で少しでも彼らに近づく事で仲良くなれるのではないかと思う。
言葉も民族衣装もチベットの文化の一つだ。
だから文化を知ることで、もしかしたら彼らの事を知る事にも繋がると思うからボクはこれからもチベット語を使い民族衣装を着て旅を続けようと思う。
【チベットの民族衣装は何処で買えるのか?】
デザイン的にも美しいチベットの民族衣装だが、一体何処で買う事が出来るのか?
当然ネパールやインド、チベット等、チベット人が沢山いる場所で買う事が出来るが、1番のオススメはネパールだ。
ネパールはチベットのように交通の便が悪くなく、繁華街タメルからダルバール広場まで歩けばチベットやネパールの民族衣装を売っている店が建ち並ぶエリアが見えてくるハズだ(カテシンプーストゥーパ周辺)
また、タメルからタクシーで20分程でいけるチベット仏教の聖地ボダナートには美しい民族衣装を売っている店が沢山あり、格安で手に入れる事が出来る。
ボダナートはネパールの中でもオススメのチベットエリアで民族衣装店の他にもタンカ(仏画)やタルチョー(祈願旗)、金剛杵や金剛鈴といった密教で使われる法具等、様々なチベット土産を買う事ができ、周辺には20を超えるチベット仏教寺院もある。
このチベット仏教寺院は壁画や仏像が沢山鎮座し、仏教美術好きには是非一度行って欲しい。
因みにボダナートに行った時、買い付けてきた美しいチベットの民族衣装を、ネットショップで売ってみた。
ので、個性的な服装が好きな人や民族衣装を着てチベットを旅したい人はチェックして欲しい。
民族衣装店『カイラス』はこちら