絵を描いている人なら何度か絵柄が変わるという事があるはず。
何故そんな事が起きるのか?
ボクはこう思う。
絵柄が変わる理由は絵師自体の腕がレベルアップしようとしている過程なのだと。
何故そう思うのかというと漫画を例にとってみると
連載したての漫画と何年かした後の漫画を比較してみると絵柄が変わってしまっているという漫画をよく見かける。
これは明らかに漫画家自体の絵の技術が上がっているからで
絵を描いているボクもよく絵柄が変わるという事が度々起こっている。
この記事では理由を掘り下げたり、どのようにしたら安定して絵を描けるのか?
という事を書いてみた。
【絵は描き続けるから絵柄が変わる】
ボクは絵柄が変わるという事をあまりマイナスには捉えていない。
というより反対にプラスに感じている。
何故なら絵というのは上手い人、苦手な人問わず描き続ければ変わっていくものだからだ。
絵が変化している間に自分の腕が上がるのもあるし知らず知らず絵の勉強をしている事もあるからだ(美術書を読んだり)
ボクは昔から絵を描いてきたが絵が変わった事は何度かあり
その度に絵の技術が少しずつではあるが向上していった。
例えば専門学校の時に描いていた絵と今描いている絵を比べると
やはり細かさや表現力がかなり違っている。
■専門学校時代
■現在
絵は描いていくと改善すべき部分が見えてきたり、絵のタッチや表現方法を変えてみたくなったりするので
これを実行していくと、やっぱり絵というのは変わっていく。
同時に絵も上手くなっていく。
もしどこを改善すべきか分からない時は友達に見せたりSNSにあげたりして意見を聞いてもらう事をオススメします。
もしくはプロの元で絵を学び絵の技術を上げていく。
プロの元で学ぶのは圧倒的にやった後では技術が向上するので本格的に学びたい人は修行した方がいいだろう。
ボクも仏画絵師の人の元、絵を学んだ事があるが筆の使い方といった基本的な事や絵の具の使い方等を学んでいった事で
独学で続けていれば何年たったか分からない絵のタッチを3カ月でガラッと変わらせるまでに至った。
その後もボクは当然絵を描き続けたので、その時よりも画力や表現方法はかなり変わっている。
またペン画をオーストラリアで2ヶ月半の間です外国人相手に描いていた事があり旅から帰る頃には細かさ等が変わってしまった事があるので
絵柄が変わる=自分の絵の技術が上がった!
という結論に至ったのだ。
因みに絵の技術の上げ方を色々まとめてみた記事はこちら。
【絵が変わる事へのデメリット】
絵やイラストというのは日々進化していくもので絵柄が変わるのは当然だと思っている。
それは漫画にも言える事でプロの漫画家で連載を何年もやっている人なら絵が変わってしまうのは仕方ないのだが
漫画家の卵がデビューするために漫画を出版社に持ち込んで編集者に見せよう!
と思った時、漫画の絵(キャラクターの目や体格等)が始まりと終わりで変わってしまっていると、そこを突っ込まれダメだしされる。
ボクも以前は漫画家を目指し出版社に持ち込み等をやっていたが
キャラクターが読み初めと終わる頃では別の人物になっている。という事を指摘され(その他にも色々あったが)
初めまして同士なのに徹底的に否定され追い返されたという事があった。
自分としてはキャラクターデザインをしっかりして描いていったはずなのに
描いていくと自分でも気が付かない内に絵が変化していった。
だからこそ他の人の目というのは重要になってくるのだ。
【絵柄を一定にする方法はあるのか?】
ボクが思うに絵柄を常に一定に保って絵を描き続けるのは難しいと思う。
誰しもその時その時の絵の表現方法があって何年か先の自分の絵を比較した時、
やっぱり違ってしまっているのだ。
ただ漫画で人物を描く時は本番に移る前に
様々な角度でノートに納得がいくまで人物を描いていく事が大切だと思う。
例えば専門学校時代、漫画制作の授業で好きなキャラクターの喜怒哀楽を描いていくという授業内容があったが
これにキャラクターの横顔や後ろ、斜め等
自分のキャラクターを頭の中で消化出来る位描いていけば安定した絵を描いていけるのではないかと思う。
【まとめ】
絵を描いていけば絵柄は変わる事は普通にある事だと思う。
これは自分の絵が上達しているという事であり、気になる人は絵が一定になるよう心がけて何度も描いていく事。
ボクはこれからも絵を描いていくが
遠い未来どのような絵になっているか楽しみである。
一つ確かなのは今よりももっと細かくなっている事だが・・。
今回は絵柄の変化についての記事を書いてみたが
今後もボクの経験を元に絵に関する記事を書いていこうと思うので注目していて欲しい。
それではそろそろ絵を描こうと思うのでこの辺で。