ネパールの旅

【ネパール魅力のヒンズー教寺院】仏像・彫刻・建築鑑賞ポイントとは?

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ネパール・・

そこは雄大なヒマラヤ山脈に抱かれ、チベットとインドに挟まれた小国ながら、両国の宗教文化(ヒンドゥー教、仏教)が混ざり合った独特な文化が根付いている多民族国家だ。

 

 

この国で誕生した寺院建築は独特で、随所に美しい仏像や装飾が施され、見るものを圧倒させる。

 

 

ボクはよく仏画の勉強の為にネパールに行く事があるが、この国でみる寺院は単なる信仰の場所だけでなく、そこに住んでいる人々の憩いの場所であり、街を歩いているだけで数え切れない程の寺院を見ることが出来る。

また、ネパールで起きた大震災で壊滅的打撃を受けた寺院も相当数あったが、現在でも美しいネパール寺院が沢山あり、仏像や建築を学びたい人にたまらない国だという事は変わらないだろう。

 

 

では、そんなネパール寺院の鑑賞ポイントをまとめてみたのでネパールに行くときの参考にしてほしい。

 

【ネパール寺院建築】

ネパールの寺院と言えば、日本の五重塔を思わせる二重、三重・・

と屋根が重なる建築方法がされているのが特徴で美の都パタンでは数多くの巨大なネパール寺院を見ることが出来る。

このネパール寺院には様々な装飾がされているが、それぞれ名称があり寺院建築を学ぶ上でのポイントだ。

 

 

例えば『トーラナ』

 

 

トーラナとは扉の上に設置されている仏像が刻まれた半円形のレリーフで、その寺院に祀ってある神仏達がトーラナに彫られている。

ネパール寺院の何重にも重なる屋根を支える方杖『トゥンダール』もトーラナ同様、その寺院に関係する神々や神獣が彫られ、見るものを楽しませてくれる。

 

 

この二つの美しい寺院を飾る装飾物はカトマンズの国立博物館で間近で見ることができ、じっくり鑑賞したい人は見に行って欲しい。

因みに国立博物館にはトーラナやトゥンダールの他にも古いタンカ(仏教画)や仏像等が所狭しと展示されている。

 

 

ネパール寺院を見上げると屋根の上に尖った飾り物がある。

 

 

これは『ガジュール』というもので天から神様が降臨する目印とされ、ベルや宝珠の形が組み合わせた形になっている。

 

 

また、ヒンドゥー教の破壊神シヴァの持ち物、三叉戟(さんさげき)をかたどったものやヴィシュヌ神のシンボルである円輪のカジュールも存在する。

カジュールの下、屋根から軒下に垂れ下がっている飾りは『ドバジャ』と言い、神々が降臨する道筋を示すシンボルである。

 

【巡礼者の休憩所】

寺院周辺やダルバール広場には巡礼者用の休憩所があり『ダルマサーラ』と呼ばれている。

ダルマサーラには様々な種類があり『パティ』と呼ばれる小屋タイプのものや、2階建てで宿泊施設にもなっている『サッタール』四方が吹きさらしになっている『マンダプ』と呼ばれているものもある。

 

【ネパールの仏塔】

ネパールの仏塔と言えばチベット仏教の聖地ボダナートの巨大ストゥーパ(仏塔)が有名でだが、スワヤンブナートにはネパール・チベットの様々なタイプの仏塔を見ることが出来る。

 

例えばブッダ・アイが四方に描かれた仏塔の周辺にはチャイティヤと呼ばれているネパール独自の装飾的な仏塔があったり、スワヤンブナート参道には白亜のチベット仏教の仏塔があちこちに設置されている。

■ストゥーパについてはこちら

ネパールやチベット文化圏のおすすめポイント『ストゥーパ(仏塔)の魅力』

【ネパールの仏教僧院】

パタン等の古い街並みを歩いていると狭い入り口があるが、その中を進むと静寂な空間がある。

これを回廊型の修行僧用の仏教僧院建築『ババ』『バヒ』‥

と、呼ばれている。

 

【美しいネパール寺院3選】

ネパールに行くと数多くの寺院を見ることが出来るが、ネパール常連のボクがオススメする3つの寺院を紹介しようと思う。

 

一つ目はパタンにあるネパール版金閣寺『ゴールデン・テンプル』

 

その名の通り、寺院全体が金色で所狭しと仏像等が鎮座し、巡礼者や観光客が毎日訪れる有名な観光スポットだ。

ゴールデン・テンプルは境内ばかり目がつくが2階にも美しい壁画が数多く描かれているゴンパという場所があり、日々ネワール仏教徒によって法要が行われている。

 

二つ目はカトマンズのダルバール広場内にある『クマリの館』だ。

 

クマリの館は、寺院と言うわけでは無いが生き神クマリが住む神聖な建物で、木彫りの窓枠や美しい装飾が施され、ネパール人の信仰の高さを建物から伺い知ることが出来る。

 

 

三つ目はインドラ・チョークから200メートルほど北東に進んだ先にある『セト・マチェンドラナート寺院』

 

 

この寺院は雨を降らす神を祀っていて建築物として土手も美しく、ネパールの中でも一、二を争うほどの美しさをほこっていると思っている。

 

 

また、人々からの信仰も大きく、早朝に行くと参拝する人々を見ることが出来るし、時間によっては宗教歌を聴く事も出来る。

 

以上三つ紹介してきたが、ネパールには“住んでいる人よりも神々が多い”と言われている位に数多くの寺院を見ることが出来るので、一つ一つ寺院鑑賞ポイントを押さえながら見学するのも面白いだろう。

 

因みにチベット仏教寺院については、こちらの記事を参考に

【必見】美しすぎるチベット建築『ゴンパ(仏教寺院)』鑑賞ポイントとは?

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