ネパールの旅

美しきネパールの文化『ヒマラヤの宗教・祭り・芸術・食』を一挙紹介

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旅人を惹き付けてやまないヒマラヤの国ネパールには多民族国家ならではの独特な文化が沢山ある。

例えば宗教や祭り、芸術、食べ物に至るまで多種多様な文化ばかりである。

それらは様々な民族が隣り合わせの生活の中で育んできたものであり、ネパールが世界に誇る文化である。

 

この記事ではヒマラヤの国ネパールが誇る様々な文化を紹介しようと思う。

 

【ネパールは何処にあるのか?】

ネパールは北にチベット自治区(中国)南にインドという大国に挟まれた小さな国でありヒマラヤトレッキング等の観光産業が盛んである。

またネパールは多民族国家でありネワール族やパルバテ・ヒンドゥー、タマン族やグルン族、さらにネパールに亡命してきたチベット人等、生まれや出自が異なる沢山の民族が住む国である。

 

【ネパールの宗教】

一つの国の文化の例をあげる時『宗教』という人々の信仰の形がある。

ネパールはインドとチベットに挟まれているおかげでヒンドゥー教と仏教の二つの宗教がもたらされた。

また山岳地方を中心にシャーマニズム(精霊信仰)チベット仏教を信仰している人々がいる。

ただネパールは純粋にヒンドゥー教や仏教を信仰している人々の他ヒンドゥー教の中に仏教が。または仏教の中にヒンドゥー教的信仰をしている人々もいる。

 

 

ここに多民族国家ならではのネパールの独特な宗教文化があり面白い所なのだ。

 

 

ネパール人にとって宗教が混合しているのはおかしな事ではなく、仏教はヒンドゥー教の親戚というような考えなのだ。

 

 

ネパール各地にはそんな宗教文化が祈りの形として代々造られてきた。

 

 

例えばチベット文化圏どこでも見られる祈りの文字がプリントされたタルチョーや一回まわすと徳が積めるマニ車もその一つ。

ヒンドゥー教の国でもあるためリンガと呼ばれるシヴァ神の男根のシンボルがあったり、リンガと仏陀のシンボルであるはずの仏塔がミックスしたものもあったりする。

また当然ながらネパール各地にヒンドゥー教寺院やチベット仏教寺院、ボン教(シャーマニズム)寺院等があり人々の拠り所となっている。

【生き神クマリ】

カトマンズのダルバール広場にはクマリの館というものがあるが、ここは女神として崇められるクマリが住む館である。

 

ネワール仏教徒の僧侶カーストから選考されるクマリは初潮までの間、神として館で過ごし大願成就や占いを行う。

 

またクマリはカトマンズ以外にもパタンやバクタプルにも存在するがカトマンズのクマリはロイヤル・クマリと呼ばれ王政時代、予言等大きな役割を果たしてきた。

クマリは直接会うことは出来ないが運が良ければクマリの館で見る事ができるし、9月に行われる大祭インドラ・ジャトラで祝福を与えるためクマリがカトマンズ各地を山車に乗って巡る姿を見る事ができる。

 

【カースト制度】

カースト制度というのはインド伝来の社会身分制度の事であり制度自体はインド同様、既に廃止されたがネパールでも文化として根強く残っている。

カーストには司祭や王、軍人、踊り子、詩人等沢山の職業があるが、自身のカーストで生業を得ている人は少なく他の仕事をしている人が殆どである。

 

また自身のカーストは名前に代々受け継がれるせいで最下層に位置するカーストを持つ人は仕事につけない等苦労を強いられている。

 

【ネパールの祭り】

ネパールには一年中何かしら祭りをやっているという位、町を歩けば様々な何かしら祭りのようなものや音楽が聴こえたりする。

ネパール人は音楽が好きである。ボクが初めてネパールに行った際も案内してくれたネパール人が陽気にオリジナルの歌を歌ったり踊りを踊っていたりしていた。

ボタナート等のチベット仏教の聖地に行けば何処からともなくお経の音が聴こえたり

死者を弔うため神様の仮面を被った踊り子が軽快な楽器の音と共に踊ってる姿を見る事ができる。

ネパールの祭りで有名なものは秋の大祭ダサインや光の祭りティハール、ヒンドゥー教のお祭りシヴァ・ラートリー等、年間を通して沢山ある。

【ネパールの芸術】

ネパールのヒンドゥー教と仏教が混ざった独特な文化が花開いたマッラ王朝時代、現代に受け継がれる見事な宗教芸術が誕生していったのもこの時代の事。

特にパタンではマッラ王朝時代の名残が至るところで見る事ができ仏像や彫刻、寺院建築に至るまで美しいネパール芸術が残っている。

また宗教画についてはチベットと隣同士だった為、タンカ(仏画)の技法が導入しネパール・タンカというジャンルを確立させた。

現代では伝統的なタンカの他にもタンカの伝統を取り入れられた仏教画が描かれカトマンズのギャラリーで美しい現代アートを見る事ができる。

ボクは以前ネパールでタンカを学んだ事があるがその時の様子についてはこちらの記事で紹介している。

ネパールで3か月間チベット仏画タンカを学ぶ!『タンカ絵師マイラ氏との出会い』

【ネパールの食文化】

ネパール人の食生活は昼前の午前中と夜の1日2食とおやつ等の間食が一般的であり右手で食べるのがマナー。

主な主食は国民食という位ネパール人が食べているダルバートと呼ばれているもの。

ダルバートはワンプレートの中にダルと呼ばれる豆のスープやカレーにバート(ご飯)タルカリ(ジャガイモやカリフラワーのあえ物等)アチャール(漬物)が入っているのが一般的で

 

店によってことなるがご飯やダル、タルカリは大抵お代わり自由。

 

因みにネパールの米のカロリーは日本の米の半分なせいか、カロリーを補うためなのかお代わりを頼むと大量に盛ってくる。

チベット文化圏であるネパールのレストランではチベット料理を食べる事ができ主な食べ物は

 

うどんのようなトゥクパやタントゥク。

 

モモと呼ばれるチベット版餃子(ネパール版はシュウマイの形)やチョウメン(焼きそば)アジア各地で食べられるフライドライスがある。

ネパール・チベット料理は各レストランごとに味付けも違うのでネパールに行けば食べ歩きの旅も出来る。

 

【ネパールの伝統衣装】

ネパールの伝統的な衣装は女性はサリー。男性はダウラ・スルワールとトピー帽。

しかし今ではジーンズ姿等ラフな姿の人々が多く日常的にサリーやトピー帽を被っている人は少ない。伝統的な衣装は年齢が高い人が身に付けているのが殆ど。

 

【まとめ】

ネパールの文化は以上のようにチベットとインドの文化が混ざりあった面白い文化であり、カトマンズ各地で融合を果たした歴史の断片が至るところにある。

 

それは宗教芸術であったり人々の思想、または食事であったりする。

 

ネパールに行けばどこかインド的であるがチベット的な独特な文化をその身で体感したり味わえたりする旅が出来るので、日常とは違う世界を見てみたい人はネパールに行ってみてはどうだろうか?

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