ボクは今までチベット文化圏等を旅してきたがやはりチベットの壁画・仏像は目をみはるものが多く魅力的なものばかりであった。
そこで今回は旅(ネパール・ラダック・チベット)の中で出会ったチベット仏教の神々を写真で振り返ろうと思う。*その為いつもより写真多めです。
【ネパール】
ボクが初めて海外一人旅をしたのがネパールであり初めはチベット云々よりも物価安くて長く旅出来そう!的理由からだった。
だがボクがこの国で目にしたのは魅力溢れる神々の住まう世界であったのだ。
先ず始めにカテシンプーストゥーパにあるチベットの王様ソンツェン・ガンポの仏像。いきなり人間かよ!と思うかもしれないが観音菩薩の化身という事で。
次にスワヤンブナートにあるチベット仏教の神仏の彫刻郡。カトマンズの仏教彫刻の中では一番見応えがある。
こちらは金剛手菩薩。
スワヤンブナート近くにある国立博物館内で見られる古い釈迦のタンカ。
そして同博物館にあるガネーシャのタンカ。国立博物館ではタンカの他にも仏像やトーラナ、彫刻等数多くの仏教美術を見る事が出来る。
そんな仏教美術を造ってるのがパタン。パタンにあるこの子供みたいなガルーダ像がボクのオススメ。(ダルバード広場近く)
因みにガルーダ像はカトマンズ各地で大小様々なデザインの仏像・彫刻を見る事が出来る。
ボダナート(通称ボダ)はチベット仏教の聖地だけあってゴンパが沢山あり数多くの仏達と出会える。
ボダにあるゴンパの四天王達。
こちらは丘の上にあるコパン・ゴンパの壁画。
知恵のホトケ文殊菩薩と金剛手菩薩
半人半蛇のナーガの壁画
巨大な鬼が六道の輪を手に持つ六道輪廻図の壁画。
このパトマサンバヴァのタンカはボダにあるタンカ屋のものでボクが絵の修行の為に行ったタンカ屋のもの(現在は売っていない)
もう一つのチベット仏教の聖地ファルピンはパトマサンバヴァが瞑想した場所であり、その為沢山のゴンパがある。
ファルピンのニンマ派僧院にある馬頭明王の壁画。
赤い体が特徴の阿弥陀如来の仏像。
チベットでよく見かける巨大なパトマサンバヴァの仏像。
悟りを開く為、修行する僧・行者の壁画。
この他にもネパールには数え切れないほど沢山の神様と出会えるので一度は行って欲しい国の一つだ。
【ラダック】
インド北部にあるラダック地方は古いゴンパがある事で知られボクがチベット文化の魅力にとりつかれてしまったのがここ。
ボクの目的はチャムやゴンパ巡りだったが人間性に惹かれチベットは素晴らしいと思うのであった。
マト・ゴンパで神々に扮した僧が踊るチベットの祭りチャムの一コマ。
マト・ゴンパ内の四天王の壁画。
ラダックのランドマーク、ティクセ・ゴンパの有名な弥勒菩薩像。
同ゴンパの四天王の壁画と六道輪廻図。
ラダックには他にも沢山のゴンパがあるのだが時期が冬の為に閉鎖していたり、この頃使っていたカメラが中古のフィルムカメラだった事もあって内部が撮影出来なかった事が多々あり殆ど写真が残っていない。
ただボクのラダック旅がチベット文化に魅了されたキッカケは凄く大きい。
【東チベット】
俗にいう東チベットには本場チベットだけあって沢山のゴンパがある。
再建されたものが殆どだが美しい壁画や仏像を東チベット各地で見る事が出来る。
まずはカム地方のカンゼ州のゴンパから。フィルムカメラで撮ってたらフィルム取るの失敗しスマフォ撮影に替える事になった旅でもあった。
始めにカンディン。
崖に彫られた神々の彫刻郡。
次はカンディン近くにある色々なパターンの壁画が見られるラガン。
写真撮ってる人がいるからとボクも写真撮ったら撮影禁止だった釈迦像
大黒天の壁画。
千手観音。
牛面のヤマーンタカ。
サキャ派本尊ヘーヴァジュラ。
人々を救うため観音菩薩が生み出した緑多羅菩薩。
火災からの守護神、白傘概仏母。
白色如意宝珠マハカーラ
巨大なストゥーパがあるタウにはメインのゴンパの他にも立体曼荼羅があるような場所も。
文殊菩薩。因みに画像加工してるので実物はこんなに綺麗じゃない(^-^;
カンゼにあるカンゼ・ゴンパと言えばやはり仏像の雛壇!
思わず五体当地をしてしまった!
同ゴンパにある金剛手菩薩の仏像。
ミラレパとチベット仏教の高僧達の仏像。
次にアバ州には沢山の観光スポットがあり街や寺に色々行ってきたのだが帰りの飛行機で何らかのトラブルでSDカードが破損し大半の画像が消えてしまった事件。
運よく残った画像で構成してみた。
一つ目がゾルゲのタツァ・ゴンパから。
秘密集会のタンカ。秘密集会なんて仏はいないが秘密集会タントラのイメージが形になった仏である。
チベット版梵天。仏教広めろよと言わんばかりにダルマチャクラを持っている。
チベット版帝釈天。
川主寺近くにあるガメ・ゴンパからボン教の開祖?
他にもボン教寺院で壁画を沢山(主にマルカムで)撮ってきたが画像が無くなったので注目すべき写真は現時点でこのくらい。
ボクはこれからもチベットを旅し沢山の神様を紹介していこうと思う。