インドやネパール等ヒンドゥー教文化圏で最も人気の神様がクリシュナだ。
クリシュナは黒を意味する愛・美の神様で人気の高さから人名となることもしばしば。
そんなクリシュナにもマントラ(日本でいう真言)がありヒンドゥー教徒に愛されている。
こちらがクリシュナのマントラ『ハレー・クリシュナ』の全文
ハレークリシュナ
ハレークリシュナ
クリシュナクリシュナ
ハレーハレー
ハレーラーマ
ハレーラーマ
ラーマラーマ
ハレーハレー
repeat・・
英語では
HARE KRISHNA
HARE KRISHNA
KRISHNA KRISHNA
HARE HARE
HARE RAMA
HARE RAMA
RAMA RAMA
HARE HARE
となり呼び掛けのハレーという言葉とクリシュナとラーマ(ヴィシュヌ神の化身。クリシュナも化身の一人)というとっても簡単なマントラである。
マントラと言えば有名処としてチベットのマントラがありチベタン達は仏塔や聖地を巡りながら何万回もとなえている。
多種多様なチベットのマントラについてはこちらの記事を参照。
【バイロンベイでクリシュナ・コミュニティと接触】
何故ボクがクリシュナのマントラについて知ったかというとバスキング(路上販売)の為にバイロンベイに訪れた時の事だ。
バイロンベイに来て20日が過ぎた頃いつもバスキングをしている広場でクリシュナの絵がプリントされたテントを発見。
気になりながらも(ヤッパリボクはこういうのが好き)テントから離れた所で商品を広げていると・・
開始間も無く一人の男性が近づいてきた。
ヤーストラという彼はガンジーのような姿の男性でボクの描いた曼荼羅に興味を持ち
「君が描いたの?これは何?」
「チベットの曼荼羅だよ」
すると彼は
「ヤントラだね」
といいスマフォを取りだし様々な種類のヤントラを見せてくれた。
そこにはヨガの為のヤントラや愛と平和の為のヤントラ等沢山のヤントラがあり色々説明してくれたのだが・・
半分位しか彼の説明は分からなかった(ボクは英語が話せません(^-^;)
ヤントラというのは簡単に言えばヒンドゥー教版曼荼羅の事で呪術や精神的エネルギーを高めるために用いられる。
因みにチベット仏教における曼荼羅の意味についてはこちらの記事を読んでほしい。
その後ボクはヤーストラに
「一緒にやろうよ!」
と言われ彼らのテント横でバスキングをする事になる。
【クリシュナのマントラ演奏会が始まった!】
彼らのテントに来ると近くで熱心にサリー姿のインド人女性や信者がクリシュナ神話の本を売り布教していた。
ボクも信者の一人にカードを渡され、そこに書いてあったのがクリシュナのマントラだったのだ。
ボクは信者に促され一緒にクリシュナのマントラを唱えてると
なんだが心が癒される感じがした!(゜ロ゜)
ボクはオーストラリアに来てもヤッパリ宗教的なものに惹かれるらしく騒々しいヒッピー達とのキャンプ生活よりも
彼らとの話はしごく心地のいいものだった。
そんな中、始まったクリシュナ・マントラの演奏会は宗教というよりも明るくハッピーになる感じでボクは彼らマントラを聞きながら絵を描くのだった。
途中、通行人に信者の人がボクの曼荼羅について説明したり何故だか合唱されたりして昼過ぎにバスキングを止めヤーストラに挨拶に行くと
彼らのコミュニティが紹介されているカードを渡され、ヤーストラと別れのハグをするとボクはその場を後にした。
【ゴールドコーストのクリシュナ・コミュニティ】
後日調べた所によるとバイロンベイでマントラを唱えていた団体は『Hare Krishna Farming Community』というヒンドゥー教団体で
所在地は以下の通り
525 Tyalgum Road ,Eungella(follow signs for Hare Krishna community)
もらったカードによるとマントラの他に平和の為の実用テクニックの他、ベジタリアンの為の野菜を無料で食べられるとのこと。
開催日は毎週日曜日の午後3時に開かれているそうだ。
本部らしき団体の住所も裏面に書いてあり
こちらはゴールドコーストのサーファーズ・パラダイスに所在地を置いている。
『Suffers Paradise Hare Krishna Centre』
毎週水曜日と土曜日の午後六時半に開催されイベント内容は上の団体と余り変わらない。
入場は無料
住所は以下の通り
Trust House Building 1st Floor(above jasmine chinese restaurant near pancakes in paradise)
Suite 1c , 3070 suffers paradise Boulevard Suffers paradise
ボクは節約してるので、とても行けそうに無いが興味深い団体なのでマントラやヒンドゥー教に興味のある人は行ってみてはどうだろうか?
因みに日本にも同様の団体があるので、オーストラリアに行かなくても楽しいクリシュナ・マントラを唱えられる模様。