ネパールの旅

チベット瞑想・修行方法を学べるコパン・ゴンパって一体何処?

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ネパールのチベット仏教の聖地ボダナートを見下ろす丘の上には仏教哲学や瞑想方法を学べるコパン・ゴンパと呼ばれるチベット仏教寺院がある。

またコパン・ゴンパは大乗仏教保存財団(FPMT=Foundation for the Preservation of the Mahayana)の本部であり多数の外国人が学んでいる場所だ。

FPMTというのはチベットのセラ寺からやってきたラマ・イェツェとその弟子ラマ・ゾパ・リンポチェがコパンに身を固め、外国人に仏教哲学や瞑想方法を伝えたあと彼らが帰国した後、教えを忘れずにそれぞれの国で瞑想方法や勉強の場を作った事がきっかけで、そのような場所を1975年ラマ・イェツェはFPMTと名付けた事が始まりだ。

 

ボクは何度かネパールに行ったが、コパン・ゴンパは行った事が無かった為、今回の4度目のネパール訪問では絶対行きたいと思っていた。

 

理由としては、ボクはゴンパにある壁画や仏像が好きでチベット文化圏を旅しているのだが、中でもコパン・ゴンパは壁画が美しいという情報があった為、1度でいいから行ってみたかったのだ。

 

ボクは丁度、タンカ(仏画)を額装するためボダナートを訪れていたため、到着した翌日、コパン・ゴンパ目指して歩く事になった。

因みに、そのタンカというのはボクが以前ボダナートで三ヶ月間タンカを学んだ際に描いた物で、タンカを教えてくれたマイラ氏に御礼を言う為の旅でもあった。

英語が出来ないボクがタンカ絵師マイラ氏に感謝の手紙を伝えた話

【コパン・ゴンパで警備員に止められる】

外国人がチベットの仏教哲学や瞑想体験を学ぶ為にコパン・ゴンパに行くのだから周辺に僧侶の服装をした外国人がいたり、コパンまでの看板があると思っていた。

 

コパン・ゴンパまではボダナートの住宅街を突き進み丘を目指すのだが看板なもちろん、外国人の姿は住宅街を進めば進む程、見なくなっていった。

 

 

同時に住宅街は迷路のようで、ついにどうやって行けば分からなくなった為、ボクはタクシーに乗ってコパン・ゴンパに行く事にしたのだ。

 

 

だがタクシー運転手に聞いても「コパン?知らないな」という運転手が多く、何とか地元の人にコパンの場所を聞いて、一人の青年運転手がタクシーを走らせてくれた。

 

 

タクシーは舗装されていないコパン・ゴンパまでの道をグングン上っていき、遂にコパン・ゴンパ正面入り口に到着。

 

ボクはタクシーからおり意気揚々と中に入ろうとしたのだが、警備員に止められた。

 

 

「?」

 

 

「駄目だ。入れる訳にはいかない。」

 

 

「???」

 

 

混乱しているボクにタクシー運転手が近づいてきて英語がつたないボクに代わり事情を聞いてくれたのだが、入れない理由は直ぐに判明した。

ボクはこの時、半ズボンを履いていたのだが、それが原因だったのだ。

 

「noショーツ」

 

マジかよ・・

 

コパン・ゴンパは諦め、帰ろうと思った、その時だった。

ボクと警備員とのただならぬ様子に気付いた僧侶がかけより、今回は特別に入れてくれる事になったのだ。

 

 

一安心したボクはコパンの広い境内を散策。

 

コパン・ゴンパに行ってみた思ったのが他のゴンパと違い、仏教哲学や瞑想を学ぶ外国人が多い為か、外国人用のお土産屋があったりカフェレストランが併設されていた事だ。

 

こういうのがあるとコパンで学ぶ外国人にとっては便利だろうしコパン・ゴンパのいい収入源にもなるだろう。

 

これはタプサン・ゴンパでも言える事でボダナートの安宿ロータスやアパート、仏具店をタプサン・ゴンパが経営して収入源としているのだ。

 

日本でもそうだがお布施だけではやって行けない事情というのがあるのかも知れない。

 

さて、ボクは本堂に到着すると噂通り美しい壁画が壁一面に描かれ圧倒していた。

 

コパンの壁画は他のボダナートのゴンパの壁画よりも細かく、美しさも際立っていた。

ボクはゴンパの壁画を見るために旅をしているようなものだが、理由はボクが描く絵のインスピレーションを得るための旅でもある。

 

因みに美しい壁画があるコパン・ゴンパだがボダナートには、この他にも多数のゴンパがある。

『チベット仏教の聖地ボダナートの寺院一覧表』行き方・注意点のまとめ

ボクは記録に残すため壁画の写真を撮って撮って撮りまくった後、本堂内に潜入した。

 

広い本堂には外国人が何人もいて彼らは瞑想をしていた。

 

ボクは昔、近所の寺で瞑想体験をしたことがあるが、時間がたつにつれ身体が熱くなり瞑想が終わると気分がすっきりしたという事があった。

 

チベットの瞑想方法もこれに近いものがあるのだろう。

 

本堂内はゲルク派寺院らしく、ゲルク派の開祖ツァンカパの仏像が鎮座し巨大な仏画が堂内に幾つも掛けられていた。

因みに本堂に入る門の前には僧侶のお勤め時間やコパンの営業時間が書いてある張り紙があった為、その内容を記したいと思う。

 

■コパン・ゴンパ

open:9:00AM~11:00AM、1:00PM~5:00PM

Dharm-DiscussiongMmeditation:Monday to Friday10:00~11:30PM

 

本堂を見学した後、近くあった巨大なマニ車がある御堂に行ってみると見事な壁画が描かれていたが、ボクは一つの壁画に目が止まった。

それは文殊菩薩の壁画だったが様々な色をした文殊菩薩が描かれ、文殊の多用性をうかがい知れた。

ボダナートに来る前パタンのシムリク・アトリエでタンカ絵師ロクチットラカール氏に会うことが出来たが彼から文殊菩薩は沢山の種類があるという事を聞いていた事もあり、成る程この事か・・

ボクは絵を描いていく過程で、チベット仏教の神々を調べるのだがチベット仏教寺院に行くとボクのまだまだ知らない神々が存在するというのをまざまざと感じてしまうのを、いつも思ってしまうのだ。

 

ボクは僧侶達の白い目(ボクが半ズボンだから・・)を感じながらコパン・ゴンパを後にした。

 

【コパン・ゴンパまでの移動費】

コパン・ゴンパ~ボダナート、タクシーで往復1500ルピー

*しかしタクシー運転手はコパンまで400ルピーだと言っていたし、途中タクシー運転手がボダナートまで幾らだ?と通りかかった別のタクシー運転手に聞いたら300ルピーと答えていたので、ボクは恐らくぼられたのだろう。

英語が出来ないと悟られると、ぼられる可能性大かも知れない。

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