ネパールで3ヶ月仏画修行の旅にかかった費用まとめてみた。

ボクは2015年9月から12月までの間、タンカ(チベット仏画)修行の為ネパールへ行った。

その3ヶ月間、幾ら費用がかかったかまとめてみた。

【費用は幾らかかるのか?】

『ヒマラヤの国』ネパールは物価の安い国でバックパッカーには優しい環境だが、当然日数が増えれば増えるほど旅費はかさむのは当然の事。

しかもボクの場合、タンカ修行先を受け入れてもらえる場所を探さなくてはならなかった。

知り合いのチベット人絵師からダラムサラでタダ同然でタンカを教えて貰っている人もあるという情報もあってかボクはタンカ絵師の人を見つければタダで教えて貰える!

と勘違いしたボクはなんとかなるだろう!仮に見つからなくても物価の安いネパールならタンカ学校に行ったとしても授業料も安いだろう!という思いでネパールへ行った。

因みにネパール入国まで飛行機代75000円(マレーシア航空)と90日間のビザ代100$がかかっている。

ネパールに入国すると予約していたゲストハウスに二日間泊まり、その後タンカ絵師を探しにボダナートに行く事になるのだが、ボクがこの旅で気を付けた事はただ一つ。

 

 

いかにお金を使わないか

 

 

ボクは海外に行くとき出来るだけ多く(想定する生活費より2倍近い金額)持っていく。

これはもしも何かあった時の為だ。旅は何が起きるか分からない・・。

 

とはいえネパールは物価が安く節約すれば一日1,000円もあればなんとか生活出来るだろうと思いボクは一日1,000ルピー(1200円)をめどに生活する事にした。

例えばこれはある1日の生活費の金額だ。

●ランチ:200ルピー

●バナナ:100ルピー

●宿泊費:600ルピー

合計900ルピー

ボクは元々朝を食べないので朝食代は抑える事が出来た。

そしてバナナを買えば夕食代わりになり、僅か100ルピーで5日間乗り越える事が出来た節約生活する上で大切な食料だ。

ただボクは節約生活をし過ぎでボダナート以外の街を余り行く事も無かったし、ビスケット5枚で1日を乗り切ろう!という無謀な挑戦の為、免疫力が落ち風邪を引き空腹によって、うわごとのように

 

「ハンバーガー・・おにぎり・・」

 

などとブツブツ言いながらありもしないハンバーガーを頭の中で想像しながら食べてる定で1日を過ごすなんて事もあった・・。

節約生活も程々にした方がいいと本気で思った瞬間だった。

【タンカを教えて貰うと幾らかかるのか?】

ボダナート周辺にはタンカスクールが沢山あり、外国人がタンカを習っているが授業料がめちゃくちゃ高いのだ!

例えば15日で30,000ルピーと高額なタンカスクールがあったり1時間300ルピーという場所もある。

ただこういう場所は外国人向けで授業料が高く設定されている為、3ヶ月もいればとんでもない金額になるのが分かっていた為ボクは探しに探しに回った末、なんとかあるネパール人の紹介でタンカ絵師の方を紹介して貰えることになり彼の元でお願いする事になった。

タンカ絵師マイラ氏から提示された授業料は9時から12時までの3時間を300ルピー。

初回1か月9,000ルピーを前払いするという事だった。

 

 

・・やっぱりタダは無いのね。当たり前かぁ

 

 

ボクはその条件をのみタンカ修行を挑む事になった。

最終日に今までかかった費用を払う事になり、その額は約6,000ルピー。

つまりタンカ修行の授業料は15,000ルピーしかかかっておらずボクとしては上出来だった。

もしもタンカスクールなんて所に行っていたらどれほど高額になっていた事か・・。

 

【ネパール3ヶ月間の費用】

この3ヶ月間で授業料、生活費、宿泊費、お土産代を含め・・

 

 

 

なんと約110000ルピー!!

 

 

正直この金額は驚いた!

 

 

日本で3ヶ月間暮らせばこの倍はかかるだろう。

しかし節約すれば3ヶ月間も暮らすことが出来ると身をていして思い知ったのだ。

実は金銭感覚を狂わせないためボクはある工夫をした。

 

 

家計簿をつけることだ。

 

 

ボクは長期間滞在するとき家計簿をつけることがよくある。

それは自分が今日幾ら使ったか把握する事で未来かかる費用を考える事ができ、とても便利だと思うし、この家計簿があったからこそ110000ルピーという金額で抑える事が出来たのだと思う。

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