今回紹介するお寺は新潟市江南区にある圓通寺(えんつうじ)という曹洞宗のお寺。
菩提寺の紹介で訪れたお寺で古町で開催されたお坊さんによる展覧会『坊さんtoアート』に参加していたので
お寺の事は知っていたので、いつか訪れたいと思っていました。
で、今回有難い事に画家としての活動を菩提寺の元住職さんが幾つかのお寺に話してくれた事で
圓通寺に行く事になった次第です。
【圓通寺の歴史と場所について】
四代目住職の北上さんの話によれば普門山圓通寺の歴史は創建が大体1600年位(江戸初期)
一度火災にあった事があり後に再建されたらしい。本尊は釈迦牟尼仏。
本寺は五泉市橋田にある吉祥寺という山寺で木津付近にあるお寺同様、地域に根差したお寺であるという事。
因みに住職との話の中で好きなお寺を聞いた所、本寺の吉祥寺という事を話してくださり
五泉市の慈光寺とも違った雰囲気のある所がお好きなようでした(話によれば吉祥寺には修行僧が何人かいるようです)
圓通寺は江南区の木津工業団地向かいの住宅街の中にあり大きな本堂の屋根が国道247号から見えてくるはずです(国道側からだとお寺は後ろ側になっている)
詳しくはこちら【地図】
【圓通寺の見所】
敷地が広く境内のお庭も整備されていて、おもむきのある山門周辺にはお地蔵さまや観音菩薩の仏像がありました。
また特に凄かったのは本堂内に奉ってある三十三観音の仏像郡。
一つ一つ見事な作りの仏像で仏像が鎮座する回りには岩壁や滝など仏の世界をジオラマ風になっていて中央の筒の中には
恐らく釈迦牟尼仏が奉ってあると思います。
本堂内の壁にかかってある大きな輪廻図(明治初期?)は古い作品だが今も鮮やかな色が残っていて
昔は子供に悪い事をしたら地獄にいくと諭したり、そうした使い方があったようです。
なを輪廻図には中央に『心』と書かれ、その回りに地獄や畜生道、阿修羅道、天道の様子が描かれているが
これは心の中にこうした世界があるという教えからきている。
また、入り口近くにある住職とお話をした応接室には県展に出品した写真がありました。
ご子息である北上善教さんは写真が御趣味のようで『坊さんtoアート』でも写真の展示を行っていました。
【圓通寺からの絵の依頼】
圓通寺を紹介してくれた元住職さんが北上さんにぼくが絵を描いているという事を伝えたらしく
北上さんとお会いになった時に有難い事にアクリル画の依頼を頂く事になりました!
依頼の内容はお寺の本堂を描く事で、お寺の写真を撮ってから
その写真を元に絵を描いていきました。
依頼を頂いたのも思うに縁ですね。
お寺をアートで盛り上げるという活動をしていなかったら圓通寺と出会う事がなかったと思うので。
こうした良縁を繋いでいくべく、活動を続けていく所存。