海外で画家活動するには英語が話せないとヤバい3つの理由

 

突然だがボクは絵描きとして世界中(主にチベット圏)を旅をして時として海外で絵を売っている画家である。

 

ボクは専門学校で初海外である台湾の研修旅行後

 

一人で海外行っても何とかなるんじゃね

 

 

的な精神でネパールやチベット等色々な国を旅するようになったが英語だけは中々覚える事ができなかった。

 

画家として日本だけで生活しているなら英語は必要ないだろうが

海外で絵を売ったり活動するなら語学力はある程度必要だという事がわかった(当然か)

この記事では実際に海外で画家活動をしてみて英語が必要だと思った3つのパターンを紹介しようと思う。

 

【何故海外で画家活動しないといけないのか】

 

始めに何故海外なのか?

 

というと海外の方が絵を売るのに適していたり活動している人が多いからだ。

また絵描きなら何か刺激的なものを見たり感じたりして想像力を高める必要がある。

 

日本にもないという訳ではないが海外の方がゲームやアニメに出てきそうな非現実的な光景が沢山あるので画家なら一度は行って欲しい所だ。

特に日本でもそうかもしれないが郊外に行ってみると大自然が広がっていたり本やネットに載っていないような景色があるので取材旅行ならローカルな場所に行く事をオススメする。

 

【海外で画家活動するために必要な道具】

 

海外で画家活動するには自分の武器が必要だ。

 

画家にとって必要な武器、画材を海外に持ち込むには当然だが筆以外(絵の具)は機内に持ち込めない為、トランクに商売道具をぶちこみ出国する。

 

もし絵の商品を持ち込みたい場合は日本からも持ち込めるが重くなる原因にもなるので

 

何か作って売りたい場合は現地で作ってしまおう!

 

キャンバスや絵の具も現地で買えるが値段が高い場合もあるため節約するなら持ち込みがオススメです。

 

【①画家活動で人脈をつくる】

そもそも海外での画家活動の始まりは韓国の大邱(テグ)で開催されたアートフェアが始まりだった。

 

当時お世話になっている画廊から韓国のアートフェアで展示販売してみないか?

 

 

という話をもらいボクは迷わずお願いした。

 

 

ただこの時のボクはまだ漫画家を目指していて絵は副業位でいいかな。

 

 

みたいな軽い気持ちで絵を描いていた為かアートフェアに参加するという重要性に気が付いていなかった。

つまり、このような世界中の画廊が集まる大規模な展覧会に参加するという事は人脈をつくるのに適しているという事だ。

 

 

ボクは画廊のオーナーの手伝いという形で参加し画廊のブースの飾りつけ等をやった後、世界中の画廊のブースを一つ一つみて回った。

 

どれもレベルが高いアート作品ばかりでボクの作品がその中にあるなんて場違いな気がする程だった・・

その後オーナーはボクに食事会に参加しないかと誘われたのだが何とボクは断ってしまうのだった!

 

 

今なら人脈をつくる上でこういった食事会は大切なのは知っているが、当時は煩わしいと感じたんだろう・・

画家として食べていきたい場合、人脈がものを言う世界だ。

 

 

個展を開いて自分の作品を知ってもらいファンになってもらう。

 

 

ボクは絵描きだという事を海外で会った人に自分のストーリーを語って絵に興味を持ってもらう。

この方法でファンになってくれて何度も絵を買ってくれた人もいた!

絵で食べていくのは色々な人に知ってもらう事が大切なわけで特に外国人相手に絵を売りたい場合は絵の力と英語力が重要になってくる。

 

その事を身を持って思い知ったのは数年後オーストラリアで絵を売った時の事だった。

 

 

欧米人と接してみて

 

これがどういう絵なか?

 

絵が完成するまでに時間はどのくらいかかるのか?

 

とか人となりの事を積極的に聞いたりしてくる為、絵や絵の商品をストリートに広げて売っているだけでは中々売れないという事なのだ。

 

ただ海外で活動すると現地滞在の日本人と知り合ったり画家さんや色々な人と知り合うきっかけが作れるのだ。

海外に人脈があれば何とか仕事を見つけて貰えるなんて上手い話はないが

何かあった時に助けてくれるかもしれないので、いないよりはいた方が海外活動する上で大切だと思う。

 

【②海外活動する為の英語能力】

知っているだろうか?海外に旅するだけなら特段英語というのは必要ない事を。

 

海外旅行だけなら「これが欲しい」とか「泊まりたい」等簡単な中1レベルの英語能力だけで何とかなる。

 

だが海外で旅をするという事と現地で活動するという事では全然違うという事がネパールでの仏画修行の旅で初めてわかったのだ。

 

例えばこんな事があった。

 

 

当時ボクの携帯はガラケーだった為に翻訳アプリというのが今のように搭載されていなかった。

そのため旅行者向けの英語の本を持って行ったのだが、それだけでは中々厳しいものだった。

 

何とか日本語の出来るネパール人の助けで仏画を教えてくれる人を発見してもらい受け入れ先や授業料の交渉も、その人を介してだったが

いざ修行本番となると英語だけのやり取りだった。

 

 

そんな中で仏画を学ばなければならなかった。

 

 

その時は英語が出来ないボクを察してくれたのか不明だが教えてくれた絵描きの人が先に描いて

お前もこうしろ的な感じだった為あまり喋るという事がなかった。

 

 

ただやはり当時を振り返れば英語が少しでも出来ていれば質問や会話ができたのになぁ

と我ながら思う。

■この時の詳しい話はこちらの記事を読んで欲しい。

ネパールで3か月間チベット仏画タンカを学ぶ!『タンカ絵師マイラ氏との出会い』

海外で画家活動する場合、日常会話程度できれば何とかやりきれると思うが

 

ボクは元々英語苦手意識があるせいか勉強しても続かないたちなのである。

 

 

だからネパールで出会った日本語が話せるネパール人の存在は本当に助かった!

しかし全ての国に日本語が話せる人や協力してくれる人があちらこちらにいるという訳ではないので、期待するのは良くないと思った。

また長年海外旅をして思うのは日本語を話して近付いてくる人は高い確率で自分のビジネスを持ち掛ける人なので注意である。

 

【③海外にいても英語が話せるようにならない理由】

海外で長期間いれば英語がちょっとは話せるようになるのではないか?

 

そんな風に思う人もいるのではないだろうが。

 

だがボクの場合は元々勉強嫌いで中学の頃、数学や理科と並んで英語は好きではなかった。

 

 

何故なら英語の必要性を感じられなかったからだ。

 

 

今と違い日本が外国人観光客を前向きに呼び寄せるグローバルな時代ではなかったのと、海外に行こうだなんて思ってもいなかったのだ。

 

 

だがあれから10年後ボクはチベット圏を中心に世界中を旅するようになった。

 

 

ボクは一つの国に二週間~3ヶ月位いる事もあるが、中学時代の英語苦手意識があったせいか簡単な英語だけで冒険しているのだ。

 

 

ただ中学一年生レベルの英語を使っていても中々外国人と会話は続かない。

オーストラリアで絵を売った時も絵の説明が中々出来ないのだ。

 

例えば、これは悪魔です。天使です。みたいな感じで具体的な説明が出来ない。

海外で絵を売るという事は絵の説明を十分にしないと買って貰えない事もあるのかもしれない。

 

 

ボクはうまく説明できない場合は翻訳アプリで説明したりしたが・・

 

 

便利なアプリを使い続けてもアプリ頼みになってしまうから英語が身に付かないという事を思い知ったのだ!

またボクが底抜けにフレンドリーで明るい性格なら友達を作って交遊関係の中、英語を話せるようになるかも知れない。

 

 

だがボクは全くの逆。

 

 

進んで話すようなタイプではないのでオーストラリアで2ヶ月半いた頃は外国人と遊ぶような事はしなかった。

多分ボクが海外に長期間画家活動したのに英語が話せなかったのはこれが原因。

 

 

長期間いて英語話せるようになる人は海外にいる間、

英語の勉強を密かにしているのだ。

だから話せるようになるんだと思う。

 

【まとめ】

海外で画家活動するには英語が話せる方がいいと言ってきたけど

英語が出来ようが出来まいがヤル気があれば以外と海外で絵を売るのは何とかなるものだと実際にやってみて思う所である。

 

だからもし海外で活動したいと本気で思うなら下調べをした後

 

必要になるかもしれない英語を学んでから行った方が苦労しないと思う。

 

またお金に余裕があるなら別だが始めは短期間で海外に行って活動したり情報収集の旅に出かけるのもベストだ。

 

ボクはオーストラリアで金銭的に痛い目を受けたので海外で長期間の画家活動をするかは分からないが

もし、機会があればやっていきたいし海外で活動する画家やアーティストの人達と会えるなら会って交流を持っていきたいと思っている。

世の中何があるか分からないからボクは絵を描き続けて行こうと思う。

 

それでは今日はこのへんで。

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