この記事では中国・チベット地域を旅する際に必要なものをまとめてみた。
チベット自治区や東チベット(四川省カム地方や甘粛省、青海省など)旅行では普通の中国の都市とは勝手が違う事もあるので、これからチベット地域を旅する人は読んで欲しい。
【入域許可証(パーミット)】
入域許可証とは、チベット自治区旅行の許可をしたという事を証明するもので、個人で取得する事が出来ない。
その為、チベット自治区へ行く場合、チベット旅行を行っている旅行会社で申し込み、入域許可証を貰う形となっている。
因みに、高額になりやすいチベット自治区旅行だが、カトマンズや成都のチベット旅行を主催する旅行会社で申し込むと多少安くなる場合もあり、その場合、中国のビザ代、入域許可証取得料、移動費、ホテル料、ガイド料などが含まれる。(チベット旅行はツアーという形をとっているが個人旅行の場合も同様)
また、チベット自治区の他に東チベットという地域があるが、この地域は入域許可証が必要なく成田から成都まで直行便があるので簡単に行く事が出来る。
■東チベットについて
【中国のビザ】
チベット自治区に行く場合も中国のビザが必要。
中国のビザについては15日間までの中国旅行ならビザが必要なく、それ以上なら必要であり、中国大使館で申請するかビザ代行会社で頼むという形になる。
申請時、顔写真やパスポートを忘れないようにしておきたい。
【パスポート】
どんな国に行く場合もパスポートが無ければ海外に行けないので海外旅行する場合は必ず忘れていないか要チェックだ。
パスポートの取得する場合、各都道府県庁の旅券課で必要な書類を提出し申し込み、有効期限5年か10年のものを選ぶ。
(一般旅券発給申請書、戸籍謄本、顔写真、身元確認ができるもの*運転免許証等)
【現金】
中国の空港でも日本円から中国元に領外出来るが、成田空港等でも外貨領外できる。
また、中国国内では偽札が広がっているらしく注意が必要だ。
【海外旅行保険】
もしもの為に海外旅行保険は必要だ。
特に中国のチベット地域は犬が多い為、狂犬病になる可能性(噛まれたら直ぐに病院に行って注射を打たないと行けない。)や猛烈な冬の寒さにやられ風邪になり体調を崩す、高山病の悪化で病院に行かなければならない、という事もあるのであった方が便利だ。
■狂犬病について
【リュック】
チベット旅行は歩きの旅であるため、スーツケースよりもバックパックタイプの方がベスト。
また、例としてボクがチベット旅行に行く場合、リュックとショルダーバッグを使って旅をしている。
【衣類】
チベット地域は標高が3000メートルをこえる地域が殆どで、特に冬になると氷点下に達する事があるためセーターや厚手のロングタイツ等があるとベスト。
また、現地で衣類を購入して旅をするという方法もある。(ボクの場合は民族衣装を着て旅をしている。)
【靴】
チベット旅行は歩きの旅なので履き慣れたものを選ぶのがベストで、厚手の靴下があれば履いた方がいい。(靴擦れをおこす為)
【帽子】
標高が高い為、日差しが強く、チベット人達も民族衣装と合わせテンガロンハットのような帽子を被っている人が多い。
その為日差しを避けるため帽子があるとベストで、防寒着としてニット帽等を被るのもオススメしたい。
【歯ブラシ・シャンプー】
成都や康定のホテルに泊まると、備え付けの歯ブラシやシャンプーがあるが、田舎に行けば行くほどホテルの設備が悪くなるため、事前に持って行く事をオススメしたい。
【トイレットペーパー】
意外に忘れがちなのがトイレットペーパー。
これも現地で買えるが、トイレットペーパーが備え付けられていないホテルもあるため、あった方が便利。
【カメラ】
カメラは旅の想い出に。
ボクは以前カメラを使っていたが手に持つになるため携帯でおさえている。
【WIFI】
中国国内でネットを使う場合、日本でWIFIをレンタルし使う事になるが各フリーWIFI提供会社のレンズ料金が違う為、要チェック。
また、中国国内は特定のURL(tibit.など)SNSが使えなくなり、ネット検索も出来ない場合もあるため注意が必要だ。
【ガイドブック】
チベット旅行なら、全チベットエリアを網羅している旅行人発行のチベット~全チベット文化圏完全ガイドがオススメ。
チベット自治区、東チベットの他、ラダック、スピティ、ネパール等、秘境チベット情報が事細かく載っている。
【会話集】
チベット地域は中国語、チベット語オンリーな世界で、殆ど英語が使えないので現地の人と喋る場合、必要になる。
【ボールペン】
中国の出入国の際、必要。また、日記を書いたり、相手に何かを伝える場合、ペンとノートがあると便利。
【計算機】
旅の必需品として計算機は便利。
例えば運転手に目的地を伝える際、値段を聞く場合やホテルのチェックインや何かを買う際、計算機があれば事足りる。
【電池】
携帯の充電器やカメラの電池等。もしもの為に電池は必要。
【まとめ】
先にも言ったがチベット旅行は基本的に歩く方が多い為、動きやすく、荷物が少ない方が旅をしやすい。
また、買えるモノは現地で買って、なるべく現地で消耗した方が帰りもキツくないため、なるべくモノを持って行かない方がベストだ。
秘境チベットは日本では起こりえない事態が様々起こると思うので『もしも』の事態を想定して準備してほしい。