インドやネパールで長期間生活する上で気を付けたい6つのポイントとは?

インドやネパールは物価が安く、バックパッカーの聖地として名高いが長期滞在等をして、生活してみると何か不便は無いのか?

 

という疑問がある。

 

ボクは海外移住者では無いが海外旅行をすると一つの街にとどまり数週間~数カ月も滞在する事が多い『潜伏型』バックパッカーだ。

そもそもボクが海外旅行を始めたキッカケは絵の勉強の為、ネパールで1ヶ月間旅をした事が始まりで、その後もカンボジアやインド、東チベット等を行き、ラダックでチベット文化にハマったボクはネパールで3ヶ月間、仏教画の絵師の元で修行するまでに至った。

そんな旅する画家であるボクがインド、ネパールで長期間生活する上で気を付けたい事等を記事にしてみたので興味のある人は読んでほしい。

 

【1日幾らかかるのか?】

インドやネパールは日本と比べると物価が安く、長期間生活する事が可能になりやすい。

例えば旅目的ではなく、何か理由があり、一つの街に数カ月間滞在するという目的ならば1日千円にも満たない金額で生活する事が出来る。

当然『節約する』という形になり、宿泊はゲストハウスの個室、ドミトリーを利用し、食事はローカルな食堂を利用する。

 

因みに移動は出来るだけ避け、ゲストハウス中心の生活を取れば、かなり節約する事が出来るし、ボクのように朝食をとらなければ豪華な食事もたまにとることさえ出来る。

 

こういった努力をすると予算が続く限り生活する事が出来るが、やり過ぎと禁断症状がでて注意が必要だ(笑)

 

以前ボクは予算節約の為、昼食を食堂で取り、夕食はビスケット数枚という節約方法をやったが、腹が減りすぎておかしくなったという事があった。

 

やっぱり食事はキチンととった方がよく風邪をこじらせ医者に行くような事だけはしないで貰いたい。

 

■ボクが3ヶ月ネパールで仏教画絵師の元で修行した時の金額はこちら

ネパールで3ヶ月仏画修行の旅にかかった費用まとめてみた。

【ゲストハウスの選び方】

生活していく上で最もお金がかかってしまうのが宿泊だ。

インド、ネパール共にドミトリーなら300円~、個室なら600円~程度で泊まれるが泊まる上で気を付けたいのがシャワーが出るかどうか。

以前ラダックを旅した時、レーにある『オールド・ラダック・ゲストハウス』に泊まった時シャワーが出ず2週間シャワー無しの生活を送るはめになった。

ただ殆どのゲストハウスはシャワーが出るのだが、熱いお湯が出るかどうかは運次第みたいのがあり、最悪冷たい水で身体を洗う事になる。

また、ネパールの繁華街タメルにある『ホーリーランド・ゲストハウス』は日本人に人気で個室7ドルと安いが、部屋によっては深夜騒音が聞こえて眠れなくなるという事がある。(ただ前室テレビつきで本当にオススメな安宿だ。)

こういったデメリットを見つけるためにも宿泊前にスタッフに部屋を見せてもらう事が懸命であり、その際に部屋が清潔かどうか?鍵はちゃんとかかるか?スタッフの対応はいいか?

 

等、確認する事が大事だ。

 

それと長期間滞在する場合(ボダナートのロータスを例にとると)10日ごとに宿泊料を支払う事になり、宿泊先に長期滞在の有無の確認する事も大事かも知れない。

 

ゲストハウスに関して少し残念に思うのがインド、ネパール共にガイドブックを見る限り年々宿泊料が上がっていて、安く泊まれる事が難しくなる日が訪れるのではないかと心なしか不安に思っている。

 

【ローカル食堂利用方】

現地人が利用するローカルな食堂は1~200円もあれば食べる事ができ、安くおさめたい場合オススメだが、一つ困った事がある。

それはローカル食堂というのは大体が何て書いてあるか判らない現地の言葉で書いてあり、食堂かどうかも判らない。

しかし以前ネパール在住の日本人にローカルな食堂に連れて行って貰った時、見分け方のポイントを教えて貰った。

そのポイントとは食堂というのはカーテンで仕切られている場所が多く、経験上路地の奥等、ヒッソリとした場所に食堂を構えているのだ。

また、ローカルな食堂はメニュー表を置いていない所も多く、ガイドブック等で事前に調べておいて頼んだ方が無難かも知れない。

 

【移動手段はバス】

一つの街にとどまって生活していても、どうしても移動しないといけない時がある。

例えばビザ延長の更新の為だったり、別の街に移動したり、人によって様々だが、そういった場所に移動する場合タクシーよりも地元住民が使うバスがオススメだ。

何せタクシーだと高額になるし、相場が判らなければ、ぼったくられる事もある。

その点、バスは近いエリアなら数十円程度で乗ることができ、長期間滞在者やバックパッカーにとって有難い存在だ。

 

しかし気をつけて欲しいのがバスの中にいるスリだ。

 

乗車率100パーセントを超える満員バスに乗っていると、何所からともなくハサミを持った手が出てきてポケットを破られてサイフ等を持ち去られるという事件があるため注意が必要だ。

 

【水は飲めるのか?】

海外において気になるのは『水』事情。

しかし、海外で水は絶対に飲んではいけない!

普通ゲストハウスで使う水はシャワーやトイレ用として使う水で飲み水として使用するものではない。

飲み水は近くの売店やスーパーマーケットで数十円で売っているしゲストハウスでも買うことが出来る。

 

因みにインドやネパールで水道水(本当に濾過されているかどうかも怪しい)を飲むと下痢を起こしてしまうかも知れないし、場合によっては感染性の下痢になるかも知れないのでミネラルウォーターを買った方が無難である。

 

【犬には気をつけろ!】

インドやネパールに行くと思うのは犬が実に多い事だ。

なんだ犬か。

と思うかも知れないが1番気を付けなければならないのが犬問題だ。

ヤツらは何所にでもいてワンワンと吠えているのだが、もしも犬に噛まれたら、即病院に行かなければならない。

何故なら、感染すれば絶対に助からない恐怖の狂犬病になるリスクが上がり自分の命を守る為に、病院で注射を何本も打たなければならないのだ。

実際に日本人旅行者が噛まれた事例もあり、インドやネパールに住むとなると野犬達に注意を払いながら生活するしかない。

因みにボクも噛まれた事があり、あるチベット仏教寺院に行ったら番犬隊に襲われたという事件があった。*その犬は予防接種済みの飼い犬で問題無かったが。

 

以上6つのポイントを抑えればインドやネパールで長期間生活する事が可能だが、予想外な事が起きる事があるので知識として頭に入れておいて欲しい。

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