想像力溢れる絵を描く方法『マインドマップ活用術』

想像力を鍛えるためには幾つもの方法がある‥

本や映画を観て視覚から想像力を得る方法。

音楽を聴いて聴覚から想像力を得る方法。

海外へ旅に出てその場の匂い、空気、日本で感じられないような事を感じ想像力を得る方法。

だがこの他に最も想像力を鍛える方法がある。

マインドマップである。

【マインドマップとは?】

マインドマップとは、簡単に言えば連想ゲームである。

マインドマップはボクが漫画家を目指し専門学校に入った時に教えて貰った方法だが、漫画家や小説家等クリエイティブな仕事をしている人達が実践している方法だ。

やり方は頭に思いついたものを紙に書き続ける事で脳の様々な部位を刺激し想像力を鍛えられる事が出来るのだ。

具体的に言えば‥

紙にメインテーマとなる言葉を書き、そこから放射上に枝分かれさせながら関連するワードを描いていけばいいだけ。

色鉛筆等、色つきで書けば更にベスト。色を着ける事で更に脳を刺激する事が出来る。

【マインドマップの例】

 

【旅(メインテーマ)】⇒【海外に行く】⇒【何をしに?】⇒【仏教美術を探しに】

といった具合に様々なワードを置いていくと自分でも発見出来なかったワードを思いつく事が出来るのだ。

【海外に行く】⇒【仏教美術を探しに】以外にも

【海外に行く】⇒【海外の文化に触れたい】とか

【海外に行く】⇒【外国の料理を食べてみたい】とか

人によって様々なワードを描いていける。

メインテーマとなる【旅】からも【海外に行く】以外のワードを置ける。

【旅】⇒【自分にとって旅とは?】

【旅】⇒【旅で学んだ事とは?】

【旅】⇒【知り合いに旅が好きな人はいるだろうか?】

などなど‥

 

【画家にマインドマップは必要か?】

画家にマインドマップは必要なんだろうか?

ボクの場合、そもそもボクの絵の元となるタンカ(チベット仏教画)を参考にし描いている訳だから余り必要にならないのかもしれない。

ボクの想像力の鍛え方は、本を見たり海外へ旅に出て仏教美術を見に行く事‥

チベット文化圏の美しい仏像や壁画はボクの想像力を上げるのに最適な材料だった。

だがオリジナリティ溢れる絵を描く場合、例えば真っ白なキャンバスから何かを想像して描く場合‥

もしかしたらマインドマップが画家の有効な手助けになるのかもしれない。

例えば『城』をテーマにした絵を描く場合‥

【城】⇒【城下町がある】⇒【どんな?】⇒【ドイツ風な街並み】

【城】⇒【兵士がいる】⇒【状況】⇒【兵士達は武装し今まさに戦場に出ようという状況】

【城】⇒【ファンタジー】⇒【ドラゴン】⇒【ドラゴンが城の上を飛び回っている】

と『城』をテーマにしたが、画家にとってマインドマップは必要になるのかもしれない。

マインドマップを利用する事で自分でも想像し得ない魅力溢れる絵を描けるかも知れないからだ。

マインドマップは人によって使い方は千差万別だが間違いなく想像力を上げることが出来るのだとボクは思うのだ。

 

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