朝晩の気温が下がり肌寒い日が続く11月の半ば、ぼくは友人と共に福島に向かった。
目的は滝巡りなのだが、もう一つ紅葉スケッチをするための写真を撮る事だった。
あくまで滝巡りが目的なので野外スケッチが出来ないというのと
そもそも会津方面に行ったら雨が降っていたので、写真を元にスケッチする事はこうしたアクシデントに対応できるのだ。
今回は紅葉スケッチの方法、描き方、オススメ場所、福島旅の様子等をまとめてみました!
【紅葉スケッチが出来る時季】
山々が紅葉する時季は日本各地で微妙に違うが、新潟ではおおむね10月下旬から彩り初めます。
ぼくは新潟在住なのだが10月中旬頃に五泉市で滝巡りした時、紅葉してる山が多かったので
後日新発田の秘境!荒川剣龍峡で紅葉スケッチ出来るのではないかと思い行ってみたら、まだまだ緑が多く紅葉してる木は少なかった。
という事があったので10月下旬は一応紅葉シーズンに入るのだが場所によって紅葉してる所も多いので
各地の山が真っ赤になる11月中旬頃がスケッチに適している時季になります。
【紅葉スケッチの描き方】
紅葉は大自然が生むアートのようなものである!
と常々赤く彩る山々を見るたびにそう思うのだが、そんな紅葉を描くとき
あくまでぼくの例を言えばはボールペンでスケッチ絵を描いた後に色鉛筆で色塗りをする感じです。
塗る時は明るい色を一旦塗った後に、その上から濃い色を重ね塗っていきます。
影がある所は黒の色鉛筆で塗りますが、これは最後に仕上げとして色付けしています。
また実際に野外でスケッチする時も写真を元にスケッチする時にも言える事ですが
紅葉で彩られた山は沢山の木が集まっていて、よく観察すると木の幹やら様々な木があったりして、
どう描けばいいのかわからない時があります。
そんな時は近くにある印象的な木等を初めに描いて山(木の間)から見える幹、様々な形の木を省略したり簡略化する事で簡単に描く事が出来ます。
山の描き方について詳しく書いてる記事もあるので読んでみて下さい。
【場所選びはどこにするべきか?】
秋になると赤やオレンジ、黄色に色付く木が増え山だけでなく住宅街、町、公園など木がある場所ならどこでも見る事が出来るのだが
ぼくのオススメとしては山が一番ではないでしょうか?
今回ぼくは福島県西会津にある大山祇神社参道にある不動の滝と弥作の滝に向かった時の事。
雨が降っていた事もあってかモヤがかかった赤やオレンジで色付いた山が目を楽しませてくれました。
町中だと紅葉している所は木がある場所だけなので、絵になる所を探すのに苦労するが山に行けば
どこを見ても絵になる光景が広がっているので場所選びに苦労する事はないだろう。
ただしトイレが近くにあるという訳ではないので、その点はマイナスかも知れないが。
あと紅葉スケッチのオススメ場所としては滝というのも絵になっていい。
滝と紅葉。
この二つがコラボした時、芸術性が増すのでスケッチ場所としてオススメである。
実際、大山祇神社に行く前にこだま川の不動滝という所に行った際に滝を囲む紅葉した木とのコラボは美しく
これは後でスケッチしなければいけない!
と思い写真に収め絵にしたほどだ。
滝壺に行ける場所がなかったので離れた場所からの撮影であったが、滝と紅葉のスケッチをするときは
この位、離れた所からの方が美しく見えるのでスケッチする際は滝壺よりも木がいくつも見える離れた所でする方がオススメです。
ただ滝といっても岩に囲まれ木がよく見えなかったり色々あるので滝と紅葉のコラボスケッチをするときは事前にどういった場所にある滝なのか?
事前に画像検索をして調べる必要性があります。
因みに大山祇神社内にある滝でぼくは滝行を行いましたが秋の滝壺の水は冷たくて身体は芯から冷えていくほど!
それでも滝を感じたいぼくは、この後に行った柳津や会津若松の滝でも滝に打たれたり滝壺に入ったりと滝と一体となるべく、進んで冷水に入っていきました!
滝の描き方についてはこちらへ
西会津で滝に行ったあと、ぼく達は柳津で昼をとり福満虚空藏尊圓藏寺という古刹へ。
この寺の境内に入った時、まずぼくの目に飛び込んできたのは美しい紅葉の木々!
これはスケッチ用に写真を撮らなければならないと思いました。
その時の写真を元に描いたのがこちらだが、このスケッチもボールペンで描いた後に色鉛筆で何度か重ね塗りした絵になります。
この古刹から見える景色は柳津の風景が一望でき紅葉している森や只見川が目に飛び込んでくる。
ぼくはこの後、糸滝に行って滝に打たれてきたけど、この滝もスケッチ(筆ペンにて描いてみた)してみた。
柳津の後、猪苗代湖や会津若松の滝沢不動滝の滝壺に入水したり千と千尋に出てきそうな東山温泉に入りに行ったりと久しぶりの福島旅を満喫しましたね!
【まとめ】
紅葉スケッチは秋限定なので、この時季にスケッチしたい人は気長に待つという事ですね。
また紅葉スケッチは色を塗ってこそ紅葉を表現出来るので初めてスケッチする人は
今回ぼくが紹介したように始めにペンやボールペン等で木や森を描いて、その後に色付けをするというのも考えてみて下さい(細かい所も手が届くので)
紅葉の時季が過ぎると冬になって雪が降ってくるので、積もったら雪スケッチしたりオススメ場所を考えてみたいと思っているので
ブログの更新を気長に待っていて下さい!