メジャーじゃないけど面白い!成都の歴史が分かる成都博物館とは?

四川省成都には武候祠(三國志の墓)や文殊院等、ガイドブックに紹介されている有名な観光スポットが沢山あるのだけれど

 

ぼくがオススメしたい場所はメジャーではないかも知れないけれ成都の歴史や文化が分かる成都博物館です!

 

この博物館のオススメはなんといっても入場無料でコ・ス・パ的にも優しく規模が大きく内容も充実しているという点と

三國志の墓の武候祠からも遠くなくリッチ的にも訪れやすい場所だからです。

 

海外旅をしている画家のぼくの旅のメインはチベットなのだけれど今回は滞在一日しかいれない弾丸旅行をする歴史好きの友人の為

初海外でも訪れやすく出来るだけホテルから最寄りの歴史関係の観光スポットを色々調べた結果・・

 

 

ぼくが行き着いたのは成都博物館でした!

 

 

ネットで調べるとなんと入場無料とあり、しかも四川省から発掘された遺物や歴史が分かるので歴史好きの彼にも納得の場所だと思い

 

実際行ってみると彼も大満足!

 

そして歴史に興味が無いぼくもけっこう楽しめたので初めて成都に行く人や安く上げたい旅人に向け成都博物館の魅力を紹介しようと思います(*^^*)

■成都博物館の公式HPはこちら!
http://www.cdmuseum.com/

 

【新南門から近い成都博物館】

ぼくが泊まったホテルは新南門バスターミナル近くにある安宿Mrs.パンダ・ホステス。

ここは東チベット行きの人がよく泊まる有名なホテルなのです!

前日ぼくはこのホテルの兄さんに成都博物館の事を聞いたのだけれど

 

入場は無料。営業時間は9時~20時までだという事。

この安宿に泊まったぼく達は翌日の九時半過ぎに成都博物館に行く事にした。

かねてよりタクシーで行こうと思っていたのだが安宿前の道路は中々空きがあるタクシーが通らなかったので

 

新南路の17街まで行きタクシーを拾うことに。

 

この17街というのはホテルや飲食店が集まっていて大体ここを通るタクシーは空きが多い。

そして怪しいバイクタクシーやカンゼ行きを呼び掛けるチベタン運転手も多い!

 

 

タクシーを拾ったぼく達は15分位で目的の成都博物館に到着!(新南路~成都博物館まで13元)

あまりの巨大さに圧倒されたぼくは本当にここが入場無料!?

 

 

と思ったほどだった!

 

 

しかし入場券を受け取りに入場カウンターに行ってみると、やはりチケットには0の文字が・・。

 

 

やっぱりタダだった!

そしてぼく達はチケットを握りしめ向かいにある博物館入り口に向かうのだった。
因みに他サイトでパスポートが必要という事が書いてあったけど何故か特別提示を求められる事は無かったです。

 

【地下一階は自然史コーナー】

博物館の中に入ると早々、荷物のエックス線検査を受けた後に入る事が出来た。

郊外行きのバスに乗る時もそうなのだけれど、やっぱりテロ対策の一つなのでしょうか?

 

 

その後ぼく達は地下一階に続くエレベーターで下るとそこには動物の剥製がずらり!

 

 

パンダやヒョウや様々な動物達。それにシカの頭部だけの剥製が何体も展示されていたのは正直不気味であった(^-^;

この自然史コーナーをぬけると直ぐに土産屋があって動物のTシャツや天然石、動物関係の本やぬいぐるみなど、関連グッズが沢山だった。

 

実は博物館内は地下一階から六階まであるのだが、カフェがある六階を除く五階までの展示フロアを抜けると土産屋があるという

がめついシステムなのだ!

 

【二階~四階は古代・中世・近代の展示フロア】

二階に上がってみるとそこには四川省で発見されたであろう土器の数々が。

 

ぼくは興味は無かったが、やはり歴史好きの友人は食い付いていて

 

発掘している映像や古代模様が刻まれたツボを興味深そうに見ていた。

 

そしてこのコーナーで何なんだこれは!?

 

 

と思ったのが宇宙人のような顔をしたハニワの数々だった。

成る程、中国にも日本と同じようにハニワというものが埋葬されていたのか。と思いながは展示フロアを進むと

 

昔の人が乗っていた船の模型や四天王のような像など四川省の歴史をひもとくような遺物の数々が展示されていて・・。

 

 

ここは四川省。

 

 

中国三千年の歴史の一つがここにはある!

 

 

そう思う程の圧倒的な展示物の数々がこの博物館にはあった!

中でもぼくが目がいったのは巨大な仏像の頭部だった。

暗い展示フロアに頭部だけライトアップされているので気味が悪かったが他の仏像も中々に面白い。

 

首が無い小さな仏像や観音菩薩等、中国仏教の仏像が展示されていた事は仏像好きのぼくにとっては見ごたえはあった。

 

 

と言っても個人的にはやっぱりチベットの仏像の方が好きなのだけれどね!

だって派手めに装飾されていてカラフルな絵を描いているぼくにとっては目で見て勉強できる題材みたいな存在だからです!

 

さてさてさーて。

 

話を戻すとぼく達一行は中世のフロアに行ったのだけれど

そこには皇帝が住んでいた都の模型や武器、小型版兵馬俑のような人形がいくつも展示されていて

人形をよく見てみるとマンガチックな目をしたものもあったりと昔の人も可愛い感じが好きなんだなぁ

 

 

と思ってみたり。

 

 

なんというか、このコーナーの全体的な雰囲気は三國志や中世を舞台にした中国映画に登場する人達を様々な角度で解説している。

 

といった印象を受けた。

 

そして四階は近代のコーナー。

四階は特に力を入れているという印象で近代の中国の町並みのジオラマが事細かに再現されていて

 

 

これ夜になると動きだすんじゃね!?

 

 

みたいに思ったり・・(映画の見すぎか)

 

 

そして王宮衣装の数々や当時の人達の生活している様子を実寸大の模型に

何だかこの四階だけはちょっとしたテーマパークのように感じた!(言い過ぎか)

ただ後半は中国の負の遺産、文化大革命についてもふれていて終わり際に毛沢東の看板を掲げる兵士達が行進する様子のレリーフが

壁一面に作り込まれていたのは、ちょっと引きました。

 

【五階は何故か切り絵と人形の展示】

五階に上がってみると今までの様子がガラッと変わっている事に気がついたのです。

子ども達が影絵の展示ブースでキャっキャっとはしゃいでいて

 

偽〇ッキー〇ウスとおぼしき影絵の人形と中国の兵士のような人形を子ども達が何と戦わせているではありませんか!

 

それを親が笑顔で見ている・・。

 

 

怖いわー(ノдヽ)

 

 

あと他にも見事な切り絵の数々やNHKの人形劇に登場しそうな人形等

中国の文化だからなのかもしれないけれど何でここだけ?と思う(^-^;

 

 

でも切り絵は本当に凄かった!

 

 

中国の伝統的なアートも日本の繊細な漫画作りや絵に通じるものがあるのでは無いでしょうか?

 

【まとめ】

今回紹介した成都博物館は内容も充実しているのに無料という超お得な観光スポットだった!

中国の歴史が好きという人にも行って欲しいし

また成都博物館から武候祠までタクシーで13元ほどで行けるので武候祠に行くついでに行くというのもオススメです。

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