中国の大都市成都には地元っ子から愛される人民公園っていう大きな公園があるのだけれど
それが、もう人は多いは観覧車とか子供用ジェットコースターがあったりと公園らしからぬ公園だった。
そして公園の近くにある寛窄巷子は古い町並みを再現した観光地で
三國志の墓『武侯祠』の隣にある成都锦里に負けず劣らず中国の若者が沢山訪れる良い雰囲気のオシャレスポットとなっている。
なぜチベット好きであるぼくがここに来たかというと
チベット人の友達のすすめで予定より早く東北チベットから成都に戻る事になったからだ。
実はこの時、中国の旧正月が近付きチベットに外国人が居づらい季節がやってきたのだ。
例えばチベットで中々ホテルに泊まれなかったりと何日もいると公安のお世話になる可能性があったからだ(実際なったけど)
という事でぼくはタクツァン・ラモ(郎木寺)を最終地となりゾルゲから半日以上かけ成都に帰る事に。
本当はもう少しチベットに残ってゴンパの美しい壁画を見たかったのだが、何かがあってからでは遅い・・
因みにこの時ゾルゲからブン川に行き(120元)ブン川経由で成都に戻ったのだが
ブン川が特に面白そうではなかったので町ぶらもそこそこに60元を払い成都行きのバスに乗った。
【成都のローカルスポット人民公園】
成都に到着したぼくは初日に泊まった新南門のパンダホステルにチェックインし残りの五日間を成都で過ごす事になった。
本当ならまだチベットにいるのになぁ・・
等と思いながらホテルで絵を描いたりテレビを見ながら過ごしたのだが
いくら成都に興味が無いと言っても残りの日数をホテルで過ごすのは勿体ない。
翌日ぼくは昼をホテルでピリッと辛い麻婆豆腐を食べなから、ふと横にある成都観光の半日モデルコースと書かれた黒板に目がいった。
そこに人民公園・寛窄巷子と書かれている事に気が付いた。
どちらも入場無料で新南門からも遠くはなさそうだ。
という事で成都到着3日目、件の人民公園に行く事にした。
新南門はタクシーがよく通るので流しのタクシーを捕まえ人民公園に(16元)
到着してみると、そこにはとにかくデカイ公園があった。
入ってみると大きな池があり小舟を漕ぐ親子連れがいたり
公園内にある茶屋でお茶を飲む人民達。
ウォーキングをする人。
露店を出し何かを売ってる人。
等と人の数が多くてびっくりした。
そして何より驚いたのが公園内に遊園地のような施設があった事だ。
そこでは親子連れが観覧車に乗ったりと楽しんでいた。
ここは本当に公園なのか?
と思うほど歩く度に日本の公園には絶対無いようなものがあちこちに。
でも、やっぱりただの公園だった。
散歩する分には良いかも知れないけれど特に面白そうなものがない・・。
ぼくは一通り歩くと公園を出て近くにある寛窄巷子まで歩いていった。
【若者が集まる寛窄巷子】
人の流れが多かったので寛窄巷子はすぐに見付かった。
そこにあったのは
人・人・人・人。
成都锦里も人がいっぱいいて凄かったけど、この場所も沢山の観光客でごったがいしていた。
正直ぼくは人が沢山いる所は好きではない。
多分こういうオシャレストリートが好きな人は露店で買い食いしたり、スタバでコーヒーを頼んで飲み歩きとかをするんだろうけど
ぼくはただ、ただ若者達が行き交う華やかな通りを歩いていた。
この通りにはパフォーマーがいたり金ぴかの竜がある建物やパンダグッズを売ってる店があったりと
見応えはあったのだけれどチベット程、興味を引かれる事はなかった。
で、ぼくはタクシーを捕まえ武候祠近くにある
チベタンストリートに行きネットショップで売るチベタングッズを捜した後、ホテルに戻るのであった。
そしてその夜チベット人の友人で彫師のサキさんのタトゥースタジオに行って日本で中々見ない仏画資料を沢山見せてもらうのは、また別の時に話そうと思う。
因みに寛窄巷子の規模的な事を言えば成都锦里の方が広く土産屋や飲食店の数も多いので観光するなら寛窄巷子よりも成都锦里の方がオススメ。
【まとめ】
今回行ってみた人民公園と寛窄巷子はフラッと立ち寄る分には良いかも知れない観光スポットだと思ったけど
ぼくの友人のように1日しか観光出来ないような時間が無い人の場合、わざわざ足を運ばなくてもいいような場所だと思った。
ただ古い町並みの写真を撮ったり町歩きをする分には面白いかもしれない。
でもそれなら成都近郊の古鎮巡りした方が楽しそうだけど。