【注目】エスニック・民族ファッションコーデを大公開!(メンズ編)

この記事ではチベットを旅する画家であるボクがインドやチベットで買ってきた私物の民族衣装やボクが運営している民族衣装店『カイラス』で販売している衣料品を交えて、エスニックファッションコーディネイトを作ってみた。

民族ファッションやエスニックファッションに興味のある人は、特に注目して読んで欲しい。

*因みにコーディネイト例は何かと抑えられがちなメンズファッションである。

 

また、この記事を書くにあたり、友人のHくんにモデルの写真撮影や民族衣装を着てみた感想をもらったりしたので、彼には心から感謝する。

 

【ラダックの民族衣装ゴンチュ】

初めにボクの一番のお気に入りの民族衣装を紹介しようと思う。

この小豆色の長いコートのような民族衣装はインド・ラダック地方の民族衣装ゴンチュと呼ばれるもので、ボクが実際にラダックを旅した時に買ってきたものだ。

ラダックはインド北部のチベット文化圏で、現在でもチベット文化が色濃く残り『リトル・チベット』とも呼ばれるインドの中の小さなチベット世界だ。

チベット文化が破壊されつつあるチベットよりもチベットらしいとは言われているが、民族衣装率としては他の国同様着ている人が少なく、買ってきたゴンチュを着ている人も年配の人ばかりで少し寂しかった。

しかし、だからこそゴンチュを着てラダックを旅すると現地の反応がいいので旅の間、着続けたが日本に帰ってからも冬になると年配のラダック人のように日常的に着ている。

 

そんなゴンチュコーディネイト方法。

 

・・ゴンチュ一枚で決まってしまうのでコーディネイトも何もないのだが一応他と差別化を図るため、ゲリ模様をあしらったネパールのタマン族の帽子を被ってみた。

 

本来ラダックは、このような山岳帽を被らずシルクハットのような伝統帽を被るのだが、出来るだけ日常的なファッションスタイルに仕上げたいのでタマン族の帽子にしてみた。

(因みに手に持っているのはマ二車と呼ばれるもので1回回すとお経を1回読んだことになる便利なチベットグッズだ。)

また、ラダックを旅した時、ゴンチュ同様、この帽子もウケが良かった!

 

ので、こういった服をきて海外に行くと現地の人と仲良くなるキッカケをつくることが出来るだろう。

こちらの記事も参考にしてほしい。

チベタンは帽子がお好き?チベットの民族衣装の着こなし方とは?

【ゴンチュを着てみた感想】

Hくんには民族衣装を着てみた感想も聞いてみたので、その時のインタビュー内容も記事にしてみた。

 

Q「着てみてどうだった?」

 

H「普通に着ていても違和感がない。日本のファッションにも合っていて、オシャレな感じがした!古着屋に売ってそう。」

 

とのこと。

世界的にみても姿を消しつつある民族衣装は実際に着てみると欠航オシャレで、チベット人と人種的に近い我々日本人が着てもあまり違和感はないのだ。

また、彼からこのような意見も貰った。

 

H「又が長いのはどうして?」

 

「粋だよ。」

 

ラダックやチベットの民族衣装の民族衣装は地面につくんじゃないかと思うほど又が長い。

これはチベット民族の粋で、洒落っ気である。

 

H「素材は何?」

 

「ナンブー」

 

ゴンチュの生地はナンブーと呼ばれるウールのような生地を使い作られている。

因みにゴンチュの下はセーター等の防寒着を着ていたりする。*ゴンチュだけだと寒いため上に着たり、着がさねするようだ。

 

【チベットの民族衣装】

チベットの民族衣装はチュバと呼ばれるガウン上のものもあるが、今回紹介するのは短ジャケットのような民族衣装だ。

この民族衣装はネパールのチベット仏教の聖地ボダナートから買ってきたものでゴンチュ同様日常的に着ている服だ。

チベットの民族衣装のポイントは色鮮やかな生地と中国風のデザインの所だ。

 

ボクが買ってきたのは紫の民族衣装だが、この他にも赤、青、黄、黄緑、白等、極彩色に彩られたものが数多くある。

因みにチベットの民族衣装は民族衣装店『カイラス』で購入する事が出来るので是非立ち寄って欲しい。

 

 

民族衣装店『カイラス』はこちら

 

【チベット民族衣装を着てみた感想】

ボクが買ってきたのは冬用なのだがHくんから、このような意見があった。

 

H「中がボアになっていてあったかい。」

 

そう、この民族衣装の特徴として裏地がついていて、この服一枚だけでもあったかいのだ。

また、ネパール製の民族衣装はチベット本土よりも質がいいらしく東チベットを旅した時、バスに乗り合わせたチベタンから裏地の肌ざわりがいい的な事を言われた事がある。

 

H「チベットで民族衣装は着られているの?」

 

「かなりの数が着ている。子供から若い人まで。他のチベット文化圏とは大違いだった。」

 

バスの中でボクに声をかけたチベタンを含めてチベットは民族衣装を着ている人が多い。

これは先ほど話したラダックやネパール等のチベット文化圏よりも民族衣装率は高く、昔ながらの伝統を守ってあるという何よりの証拠だと感じた。

 

だからこそ、そんなチベットを秘境のように感じ、何度も彼らの文化を知るためボクはチベットを旅しているのかも知れない。

 

逆にHくんにこんな事も聞いてみた。

 

Q「民族衣装と合わせるならどんなパンツがいい?」

 

H「ジーンズとか・・カジュアルなもの」

 

確かに、民族衣装は派手めな所もあるため、パンツはカジュアルにした方がベストだと思う。

また、個人的に言えば数珠をネックレスのようにすれば、なおベストなんじゃ無いかと思っている。

【もうダサくない!?】数珠ファッションコーディネイト術一挙ご紹介!

【エスニックファッションコーディネイト方法】

民族衣装店『カイラス』では本格的な民族衣装の他にエスニック衣料も取り扱っている。

例えば神々がプリントされたネパール製のTシャツ。

Hくんに着て貰ったのはネパールから買ってきた私物のTシャツだが他にも沢山のデザインのものが数多くある。

このTシャツにプリントされてあるのはヒンドゥー教の破壊神シヴァ神だが他にもガネーシャやハヌマーン、仏陀等沢山あるので、興味のある人は訪れて欲しい。

 

民族衣装店カイラスはこちら

 

また、Tシャツの上に着ているのは古着屋で、買ってきたネパール製のパーカでタメルによく売っているものの一つである。

 

 

Hくんからの意見はこうだ。

 

 

「個性的なファッションが好きな人には好かれるんじゃないかな?」

 

「それと、合わせるならサルエルパンツ(夏とか)合いそう!」

 

 

とのこと。

 

 

Hくんも日頃からファッションには気を使っている人で、色々民族衣装コーディネイトを考えてくれた。

 

今回、彼とインタビューして分かったのは個性的な民族衣装でも着方によって日本でも普段着として着こなす事が出来る事である。

また、インタビューしていてボクも色々発見出来たので今後のブログや民族衣装店『カイラス』の運営に活かそうと思っている。

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