『チベット版がしゃどくろ』チティパティ(屍陀林王)と死の聖地巡礼
秘境チベットには『チベット版がしゃどくろ』 というべき骸骨の神様がいる。 彼らの名はチティパティ(屍陀林王)。 『チティパティ』とは『墓場の主』という意味で髑髏の杖を持って、踊っていたりヤブユム(交わった姿) […]
秘境チベットには『チベット版がしゃどくろ』 というべき骸骨の神様がいる。 彼らの名はチティパティ(屍陀林王)。 『チティパティ』とは『墓場の主』という意味で髑髏の杖を持って、踊っていたりヤブユム(交わった姿) […]
チベットで最も知られているヤブユム(歓喜仏)は青い身体と赤い身体が重なり合う チャクラサンヴァラ(勝楽尊)。 守護尊という部類に入るチャクラサンヴァラは日本ではあまり知られていないけれどチベット文化圏(チベットやネパール、ラダック)では一般的な尊格だ […]
仏教において蓮華(サンスクリット語:『パドマ』チベット語:『ペマ』)とは 『泥の中から生じて泥に染まらずに清らかさを保つ』という意味から仏の智慧に例えられている。 そういった事からチベットやネパールといった仏教圏では様々な所で仏像の持ち物や壁画などで […]
チベット文化圏に行くと数多くの人々が仏教を信仰しているが、仏教がチベットに根付く裏には様々な高僧達の力があった。 ボクはチベットを旅している画家で、仏教美術の宝庫であるゴンパ(寺院)巡りを旅のメインしているが、チベットの高僧達も仏達同様に信仰されてい […]
仏達のカテゴリーの最上位に位置する『如来(サンスクリット語でタタガータ)』は修行中の身である『菩薩』とは違い完全に悟りを開いた存在である。 『如』というのは真理の意味で、真理を人々に教え、救うためにやってきたという事から『如来』という。 […]
チベット仏教の始祖パトマサンバヴァ(蓮華生)は仏教が盛んなチベット文化圏においてグル・リンポチェ(尊い人)と呼ばれる程、チベット人から人気が高い。 彼は有名な死後の様子を表した書物バルド(死者の書)を書いた人物としても知られている。 パ […]
RPGゲーム等をやっていると下半身が蛇で上半身が人間の異形のモンスター『ナーガ』が登場する事がある。 ナーガとはインド神話に登場する蛇神で、恐怖と不死のシンボルとして信仰されている。 仏教においてもナーガは水の神、河の神として信仰され『法華経』という […]
チベット仏教には鬼のような形相の異形のチャナ・ドルジェ(ヴァジュラパーニ・金剛手菩薩)と呼ばれる菩薩が存在する。 チャナ・ドルジェは青黒い身体と右手に持つドルジェ(金剛杵)が特徴の仏で、『金剛杵を持つ菩薩』を意味する。 また、チャナ・ド […]
チベット仏教における阿弥陀如来のお姿は伝統的に、一般的な如来像のアミターユス(無量寿)と密教の形としてのアミターバ(無量光)として受け止められてきた。 アミターバは密教が盛んなチベット文化圏だからこそ誕生した仏だろうが、像としては髪飾りや天衣をまとい […]
日本の財宝神として有名な大黒天だが、元を辿ればヒンドゥー教の破壊神シヴァの忿怒相マハーカーラの事を指している。 因みにシヴァは『吉兆』を意味する男性神であり、チベット仏教やボン教の聖山とされるカイラス山(カン・リンポチェ)に住むとされる。(その為カイ […]