自然豊かなバンビエンにはブルーラグーンというターコイズブルーの美しい湖や洞窟、滝といった観光スポットが幾つもあるのだが
バンビエン滞在中、お寺以外で訪れた観光スポットがタム・チャン洞窟とケーンユイの滝だった。
ぼくは仏教やヒンドゥー教の神仏の絵を描く画家として主にお寺巡りをして、仏像や壁画を見て絵のアイデアを練ったりするのだが
お寺ばかり行くのではなく大自然に触れる事で
創作意欲が湧いたりストレス発散させたり出来るので
日本国内でも新潟にあるアトリエ兼自室を抜け出し大自然が豊富な山に遊びに行くという事をよくやっている。
なのでラオスに来たならばお寺だけではなく大自然も満喫したい!
と思ったのでバンビエンにある大自然の雄大なエネルギーと美しさを体感するため洞窟や滝へと足を運ぶ事にした。
【お手軽洞窟探検スポット】

タム・チャン洞窟は19世紀初頭、現在の中国雲南省のホー族侵攻の際、敵の攻撃から守るための防御設備として使用された歴史がある。
そんなタム・チャン洞窟は町中からナムソン川沿いを南へ徒歩30分もあれば到着する事ができるので
バンビエンでお寺巡りをした翌日、歩いて洞窟まで行ってみる事にした。
川沿いの道を歩き続けると道路工事をしている道になったので
このまま進むべきか悩んだのだが、その道の先に洞窟があるようなので進んでみると広場になっていて
ナムソン川対岸にあるタム・チャン洞窟に通じる橋が掛けられていた。

その橋を通るとチケット売り場があり入場料は22000キープ(約160円)だった。
さらに進んでいくと、売店やお堂、木に設置された飛込み台等だんだんと賑やかになってきた。


ここの川の水は透き通るほど美しくエメラルドグリーンが綺麗に輝いていた。
そして、そそり立つ大きな岩肌の下には洞窟に向かう階段があったので
力を踏み締めながら一歩一歩登っていくとタム・チャン洞窟の入口と展望スペースに到着した。

この展望スペースからはバンビエンが一望出来るのだが残念な事に写真を撮り忘れてしまい写真は1枚も残ってはいない。
洞窟の中に入ってみるとライトアップされており幻想的な世界を作り出していた。

実はあまり期待していなかったタム・チャン洞窟だったのだが
散策してみると地球の計り知れない歳月をかけて形成された天然のアートは画家的にみてもグッとくるものがあり
創作意欲を掻き立てる広大な空間がそこにあったのだ。



また、洞窟内には天然のアート作品の他に仏像が祀られている祭壇があり、もしかすると日本のように神が宿る依り代として山や巨岩等が信仰の対象となっているのでは?と思ってしまった。

タム・チャン洞窟を冒険したぼくは地上に戻り洞窟周辺を散策してみる事にした。

飛込み台近くには水中洞窟と小さな洞窟があり内部にはコミカルな顔をした仏像が祀られていた(水中洞窟は行っていないので詳細不明)

帰り際、橋からナムソン川を見渡すと水牛の群れが上流へと進んでいた。

水牛達が川を進む姿は、とても気持ちよさそうで牧歌的なラオスの田舎町ならではの光景に思えた。
【滝行が出来るケーンユイの滝】
バンビエン4日目の朝
朝食を食べ終えたぼくは町から6キロ先にあるケーンユイの滝に向かう事にした。
実はバンビエンに来た目的の1つが滝に行く事で、日本にいる時も新潟県・福島県を中心にあちこち滝を探したり滝に打たれたりしている。

滝に行くとどんなに疲れていてもストレスが解消するし
滝がある空間の中にいると日本にいながら非日常体験が出来るのだ。
そんなわけで今回初となる海外滝探しをラオスのバンビエンでやる事にした(もちろん後日ルアンパバーンの有名観光スポットのクアンシーの滝も行きました)
ケーンユイの滝までは当初バイクで行こうと思っていたのだがビエンチャンでバイクの交通違反により警察に捕まった事もあり
再びバイクレンタルするという踏ん切りがつかなかったぼくは
行きがトゥクトゥク、帰りが徒歩というハードな決断をしてしまった(特に帰りが)
トゥクトゥクはメイン道路で観光客を待ち伏せているので、あっという間に見つかり滝まで連れて行って貰える事になった。
ケーンユイの滝までは20万キープ(約1437円)で気合いの入った料金だったが、これが外国人料金だと思い片道分だけ支払う事にした。
滝までの道はバンビエンのメイン道路を北に進むと13号線にぶつかるので13号線を右手に進むと滝まで6キロというケーンユイの滝の看板が見えてくる。


駐車場入口手前にはチケット売り場があり、待ち構えていたかのように係の女性が近寄って来たので彼女からチケットを購入。3万キープだった(約215円)
チケット売り場奥は駐車場と広場になっていて売店やトイレ等があった。
その先に滝まで続く道があったので進んでいくとケーロンの滝と更衣室があったので滝浴びする為、ぼくはそこで水着に着替えた。
ケーロンの滝は直瀑で落差が小さい滝だったが滝下は広く水浴びには気持ちのいい滝であった。


その後、上流にあるケーンユイの滝へ。
滝までの道は整備されているので、あっという間に滝に到着。

ケーンユイの滝は滝見台があり、そこから滝を見ることが出来るのだが
滝を体感できる滝下は感動ものだった!

日光が降り注ぎケーンユイの滝が天から流れ落ちる白糸のように美しく
このまばゆいばかりの滝で滝浴びができる非日常体験!

ぼくは時間を忘れ1時間以上は滝と戯れていた。
因みにその間、地元住民や外国人観光客が何人も訪れ時間が経つにつれ増えていったので昼前には滝浴びをやめ帰る事にした。
帰りは徒歩でバンビエンまで戻ろうと思っていたのだが、歩いても歩いても一向に町が見えてこない。
それはそうだ。看板から6キロもの道なのだ。
牧歌的な風景が広がる道を歩いていると突然、目の前を走っていたスクーターがとまりドライバーの子供連れの地元の奥様が声をかけてきた。
「バンビエン?」
「Yes」
「乗ってく?」
「ありがとう!」
バンビエンまで歩いているぼくを心配してくれたのかラオス人の奥様の御厚意に甘えて町まで戻る事にした。
スクーターはラオスの道を爽快に駆け抜けて看板のある所まで送って貰った。
多分10分位だと思ったが声をかけてくれなかったら、延々と歩かなければならなかったので奥様に感謝しかない。
その後、別れを告げてバンビエンで昼食をとりホテルで夕方まで昼寝。

17時に夕食をとるため外に出てホテル前の飲食店で美味しいライスヌードルが食べ、その後
ぶらぶらと何をする訳もなくナイトマーケットを練り歩く。

バンビエン…というかラオスにいる間、こんな感じの生活を送っていた。
翌日、次なる目的地ルアンパバーンに向けバス旅になるのだが過酷とは聞いていたがホントに過酷だったので、その時の話は次回しようと思う。
【まとめ】
今回、バンビエンの大自然が体感できる洞窟・滝というテーマで書いてみたけれど滝好きとしては
バンビエン西部にある「Huay Sarn Waterfall」と「Phamone Waterfall」に興味をもった。
ケーンユイの滝ほど観光地化されているような滝ではないがグーグルの口コミを見ると駐車場から滝までどちらも30分以上は歩かなければならないらしい。
時間の関係上行かなかったが滝に興味がある人はいって損はないと思う。
因みにルアンパバーンでもクアンシーの滝やセーの滝といった観光地に行きラオスの大自然を満喫してきたので、その話もいつかしようとと思う。
それでは次回また会う日まで。


