ラオスの首都ビエンチャンからバスで北へ2時間程の場所にあるバンビエンはバックパッカーの聖地と言われる外国人観光客が多い田舎町である。
多くの観光客はブルーラグーンとか絶景が見える登山等、大自然の宝庫であるバンビエンを観光するのだが
ぼくは仏教の絵を描いている画家としてバンビエンの仏教寺院に興味を持った。
バックパッカーの聖地にあるお寺とはどんな所なのだろうか…。
調べてみたら中心地にあるお寺は5ヶ所程あり、絵を描くために参考になりそうな壁画や仏像が色々ある感じがした。
ぼくの絵はアクリル絵具でカラフルに描いた仏画を主に描いていてビエンチャンで見た壁画や装飾は絵の雰囲気とマッチして役にたったと思う。



そんなバンビエンのお寺に俄然興味をもったぼくはビエンチャン寺院巡りを終えた後、共に旅をした友人と別れバンビエンに向かう事にした。
この記事ではバンビエンのお寺情報の他、行き方や安宿情報も合わせて紹介しようと思う。
因みにビエンチャンのお寺に興味を持ってる方はこちらの記事を参考にしてほしい。
【ビエンチャンからバンビエンに向かう方法】
外国人観光客が多いビエンチャンのリバーサイドエリアにはラオス各地へ向かうバスや列車のチケットを購入できる旅行会社がいくつもあり、目についた旅行会社を適当に選んで翌日のバスチケットを購入した。
(英語を話せないぼくでも行き先と出発時刻を言うだけで簡単にチケットを購入する事が出来た。チケット代は片道17万キープ※約1250円)
14時出発のチケットを買ったぼくは翌日、13時半に旅行会社の前で待つことになった。
10分位たった時、トゥクトゥクが通りかかり、ぼくはそれに乗ってバンビエン出発の発着所に向かう事になった。
発着所には外国人観光客が何人もいて、更に30分位待たされる事になった。
海外ではよくある事だが人が集まらないとバスは出発しないので、出発までの時間は長く感じた。
【お湯がまともに出ないバンビエンの安宿】
バンビエン行きのバスはラオスの高速道路をひたはしり16時前にはバンビエンに到着。
バンビエンはカルスト地形の山々に囲まれた、のどかな田舎町で外国人向けの店も多くゲストハウスが幾つもあった。
ぼくがチェックインしたのは
Vang Vieng Freedom View Hostel
(看板にはVang Vieng Ruby Backpacker Hostelと書かれている。謎だ…)
シングル一泊32万キープ(約2300円)
●住所
Unnamed Road, Kangmuong St, Vang Vieng 10001
シングル一泊32万キープ(約2300円)
ドミトリーが人気のようで帳面がチラッと見えたが殆ど満室だった(元々ドミトリーは興味はないが)
ただシングルは1月というハイシーズン中であっても空き部屋があったので安い値段で泊まれるドミトリーが人気なんだろう。

さて、そんなVang Vieng Freedom View Hostelに4泊したのだがエアコン付きでWiFiはあるが微弱。シャワーは付いているが殆ど水のようなお湯がでるので、毎日朝晩シャワーを使うぼくにはちょっとキツかった。


ただ朝食は出たので毎日、美味しいフランスパンと卵料理とフルーツを無料で食べる事が出来た。
朝食はスクランブルエッグ、目玉焼き、フレンチトースト、炒飯(あと何か1〜2種類位あったと思う)から選ぶ事ができ、コーヒー、オレンジジュース、紅茶、水は朝食の時間中、無料で飲む事が出来る。

またバンビエンからビエンチャン、ルアンパバーン等ラオス各地へ向かうバス・列車も手配してくれる。
因みにホテル手前にはちょっとした飲食店があるのだが、ここのライスヌードルはとても美味しくスープが絶品だった!


ただしルアンパバーンからバンビエンに戻った時、すでにシャッターがおりていたので単に休みだったのか現在営業しているのかは不明である。
【極彩色の壁画で彩られた仏教寺院Wat That】
バンビエンに到着した翌日に向ったのが一番北に位置するWat Thatというお寺。
由緒等は不明だったが朱色の寺院内は仏陀の生涯を描いた壁画、曼荼羅のような天井画が描かれ、とても見応えがあり美しいお寺だった。



境内にある仏像達も印象的で東南アジアの神々の仏像やひょうきんな顔をした仏陀が祀られていたり
東南アジアの仏像を描いてみたいと思えるような絵の題材がいくつもあった。



実はぼくの絵は過去にネパールや東チベットを旅した事もありチベットよりなのだがラオスに来て間もないが、なにか一皮剥けそうな絵のアイデアがうまれるかもしれないと思った。
因みにこの絵は帰国後にタイのピンクガネーシャ像をモチーフにした絵なのだが、ラオスに行っていなかったら描いて恐らく描いてはいなかっただろう。
(チベット文化圏や日本の仏画を見ていたせいか東南アジアにはあまり目がいっていなかった為)

絵のアイデアというのは旅をしている中で生まれ事もあり、このピンクガネーシャはある意味ラオス旅での経験が形になったものではないかと思う。
【バンビエン南端にある黒い仏像がある謎のお寺】
ビエンチャンからバンビエンに入ると見えてくるのがWat SiSouMangというお寺で境内には大きな仏像があったのだが修理中なのか布で覆われ見る事は出来なかった。

ただ、その仏像の他にも境内にはお釈迦様の仏像や金色の仏像があり楽しむ事ができた。

次に向ったのがメイン道路からタム・チャン洞窟方面へと抜ける道にあるWat Simixay Yaram
他のお寺同様、人が少なく静かな境内にあるお寺の中にはお釈迦様が祀られ、天井画や壁画も極彩色に彩られていた。

このお寺のお釈迦様は黒い身体をしているのだが何故「黒」なのか気になる所だった。
仏像の色というのは単にカッコいいから赤とか緑とかに塗られている訳じゃなく身体の色にはちゃんと意味があったりする。
だから黒い仏像が意味するものは何なのか?
仏の絵を描く画家として興味深い仏像だと思った。
因みにお寺回りをかねて町歩きを楽しんだのだが外国人が多く観光開発されてる感は否めなかったが
バックパッカーの聖地と言われるのも納得の居心地の良さだった。

このラオス旅ではお寺を中心に旅をしたのだがバンビエンのような居心地のいい空間にいると
ふとした瞬間に絵のアイデアだったりヤル気が出たりするから旅というのは、ぼくにとって大事なものなのである。
【ローカル寺院を探す時に気を付ける事】
昼食をとった後、向ったのがバンビエン東側に位置する名称不明のローカル寺院。
グーグルで発見したそのお寺はメイン道路を北へ真っ直ぐ進み国道13号にぶつかったら右折しゲストハウスや滝の看板がある通りを進み、そこから民家方面の4番目の道を右折すると見えてくる。


そのお寺は住宅街の中にあるローカル寺院なのだが道中、野犬なのか飼犬なのか分からないが犬が何匹もいて、とても怖かった。
そう、狂犬病のリスクがあるので何としても犬を回避しないといけない。
何とか襲われずに済んだぼくはローカル寺院に到着。
特に見所があるお寺という訳ではなかったが山門から見えるカルスト地形の山々とお寺のコントラストは美しかった。

その後、喉が乾いたので売店でジュースを買い、来た道とは別の住宅街の道を抜けようとしたその時!
ワンワン!ワンワン!ワンワン!
3頭位の犬が唸り声をあげ吠え始め、近寄ってきたので野菜的な物を売っていた店に回避。
離れたらそれ以上近寄って来なかったので、何とかやり過ごす事が出来た。
ネパールに行った時もそうだったが住宅街は謎に犬が多い。観光ルートを離れて行動する時は気を付けた方がいいと思った出来事だった。
【何でも揃う中心部に位置するお寺】
中心部に戻ってきた、ぼくはメイン道路沿いにあるWat kongに向った。
中心部には外国人向けの屋台や飲食店、旅行会社、銀行等、旅に必要な店は一通り揃っていて夕方17時位になるとナイトマーケットも開かれる。

ナイトマーケットはビエンチャンよりかなり小規模だがTシャツや雑貨等が売っていて御土産探しには苦労しない場所だと思う。
そんな中心部にWat kongというお寺がある。
山門から金色の仏像が正面に見える境内には涅槃像や仏塔があり細かな装飾が施された寺院建築がいくつも見る事が出来る。



そして外国人が多い通りだというのに境内は静かで、のんびりするのにオススメな場所だと思った。
【日本人から聞いた衝撃的な話】
最後に向かったのがWat ketkeoというお寺でナムソン橋を渡った住宅街の一角にある。
メイン道路からナムソン橋方面に行くと舗装された道から土道となり、町の雰囲気もガラッと変わり
のどかな景色がな川を挟んで広がっていた。


このナムソン川ではチュービングやボートでの川下りが行われ旅行会社で申し込めるようだったがバンビエン滞在中、アクティビティに申し込む事はなかった。
さて、イイ感じのナムソン橋を渡り対岸にあるWat ketkeoに入ってみると赤い天井に満室が描かれた派手なお寺が目についた。


それと先客がいたのだが、彼らはどうやら日本人と西洋人の夫婦のようだった。
彼らは先に参拝を済ませたのだが寺の中に1頭のチワワがけたたましく吠え、彼らに近寄ってきた。
困惑した夫婦はその場を去ったので
ぼくも写真を少しだけ撮りお寺を後にした。
チワワは尚も訪問者を警戒し吠え続けていたのだが
何故かは知らないが小型犬は凶暴なような気がする。
ぼくは恐怖を感じたので夫婦に話しかけ、お話しながら帰る事にした。
夫婦は中国雲南省から南下し現在ラオスを旅しているようだった。
日本人の奥さんから次の目的地を聞かれたのでルアンパバーンと答えると
中国ラオス鉄道を全力でオススメされた。
この鉄道は中国〜ラオス間を結んでおり、多くの観光客がルアンパバーンへこの鉄道を使って行っている。
どうやら夫婦はルアンパバーンからバスで来たようだったが、話を聞いてビックリ!
バンビエンまで8時間かかったらしい。
実はぼくもバス旅を考えていたのだが、8時間という長旅を考えると検討せざるおえなかった。
その後
帰り道とは反対方向に行く夫婦と別れ、バンビエンお寺回りが終わりを告げるのだった。
【まとめ】
バックパッカーの聖地バンビエンにもビエンチャン同様、美しいお寺が幾つもあった。
バンビエンのお寺というのはビエンチャンとは違い
拝殿のような場所の屋根が低く天井画がビッシリと埋め尽くされ、とても華やかな印象だった。
そして仏像の顔もどこかコミカルな感じがして親しみがあり見ていて飽きなかった。
今回のバンビエンお寺回りでも絵のアイデアになるような壁画や仏像を沢山発見出来たのは大きな成果だと思う。
バンビエンでの残りの日々は大自然に触れながら旅をしたので
次回その時の話をしたいと思う。

