世界一何もない首都?ビエンチャンの美しすぎる仏教寺院の数々

世界一何もない首都とも言われるラオスの首都ビエンチャン。

 

果たして本当に何もないのだろうか?

 

ラオスを調べていく内に気になった「お寺を旅する画家」であるぼくはは新たな絵のアイデアを求め東南アジアのラオスに旅立った。

初めに結論を言うと首都のビエンチャンはお寺が多く、東南アジアの仏教美術が沢山あり仏像の絵を描いてる身としては興味深い街であった。

例えば街を歩けばワット・オントゥやワット・シーサケット等の観光寺があるしローカルなお寺も沢山ある。

 

お寺に興味がない人からすると全て同じようなお寺に見えるかもしれないが

 

それぞれに歴史があり見応えのある仏像、壁画があって見てるだけで面白い。

 

今回はラオスの首都ビエンチャンのお寺を中心に紹介しようと思う。

 

沢山のお寺があるので、今後ラオス旅行を計画している人の何か役にたてればと思います。

【女性が人柱となったワット・シームアン】

繁華街から少し離れた所にあるワット・シームアンだが実は初めに訪れたのが、このお寺だった。

というのもラオス到着が深夜という事もあり当初、外国人観光客が多い繁華街にあるゲストハウスに予約していたのだが

到着したら満室だからと断られ急遽、別のホテルを探さなくてはならなかった。

 

友人と共に深夜の繁華街をウロウロしているとトゥクトゥクドライバーが声をかけてきて、その人の案内で泊まる事が出来たホテルの近くにワット・シームアンがあったからだった。

 

因みに友人と共に泊まったホテルはラオンダオホテル1。一泊30万キープ(約2200円)

 

WiFiはロビー位しかきかないが一応ホットシャワーが使えるし掃除もしてくれる。ただ泊まれればいいという人向け。

初めの5日はこのラオンダオホテルを拠点にビエンチャンの観光スポットを主に徒歩で周った。

 

ラオス2日目

 

友人と共にビエンチャンのお寺を観光する事になりホテルから程近い場所にあるワット・シームアンに向かった。

このお寺はラオスの女性達から最も人気のあるお寺なのである。

その理由はワット・シームアンを建設する時に生贄が必要となったのだが、誰も名乗りでる事はなかった。そんな時、シーさんという妊婦が名乗り出て、街の基盤となる柱の穴の中に身を投じ人柱となったのだった。

 

そんな伝説がある事からワット・シームアンはラオスの女性達から支持され沢山の参拝者達で賑わっているのである。

 

初となるラオスのお寺を見た印象…

 

 

金ピカの中に赤があってカッコいい!

 

 

そして細かな装飾が寺院に施され見応えがあったし仏教の絵を描く画家として勉強になる装飾模様ばかりだった。

あと仏像も金や極彩色に彩られ、昔チベットで沢山見てきた仏像とも日本の仏像とも違う

東南アジア特有の上にニョキッとしたような仏像ばかりだった。

ラオスは上座部仏教(修行して悟りを目指すスタイル)の国なので仏像はお釈迦様関連が多く、観音菩薩といった日本でお馴染みの仏像は少ないような気がした。

お寺の中は壁画で彩られていたがお釈迦様の生涯をテーマにしたものだった。

他のお寺も同じような壁画が描かれている所が多く、お釈迦様が篤く信仰されているんだという事がお寺から垣間見れた。

【特に見所がなかったホー・ラック・ムアンとワット・ホーパケオ】

ワット・シームアンを後にしたぼく達が向かったのは2012年に完成したという古代の柱を祀った聖域でラオス人にとって重要な場所らしい。

この柱には街の守護神が宿っていて地元の人達が祈りを捧げているようで、ぼくが中を見た時も信者らしい人がいた。

 

ただ、ぼくは中に入る事が出来なかった。

 

中に入ろうとした時、素足だった事がマズかったらしく信者らしいが無表情でダメだという事を言ってるぽかったとので聖域を後にする事にした。

 

その後、行ったのはワット・ホーパケオ

 

エメラルド仏を安置する目的で1563年に建てられたお寺だが件の仏像はシャムの侵攻により奪取され、お寺は破壊された。

現在のお寺は1936〜1942年に再建されたもので現在は博物館的立ち位置となっている。

 

入場料は30000キープ(約216円)

 

中は撮影禁止だったが大きな仏像があり(多分)お寺ゆかりの品々が展示されていた。

 

ただ、見所という見所はなく歴史的に重要な場所かもしれないけれど入場料払ってまで行くほどではなかったかな。

【繁華街の中できらめくお寺達】

観光客が多く集まる繁華街エリアには幾つものお寺が集まっていて見所が多かった。

 

例えばワット・オントゥというお寺

 

ビエンチャンの繁華街にある寺院で500年の歴史を持つラオスにとって重要な寺院の1つで、王への忠誠を誓う場でもあったという。

入場無料で本堂内に入る事ができる。後に分かった事だが境内に仏教博物館があるらしい。

そしてワット・オントゥすぐ近くにあるワット・インペーン・マハヴィハーンは本尊を制作した3人の聖人が名前の由来となっている。

ビエンチャンに来て個人的に心打たれた寺院の1つで金と緑の荘厳な装飾で施された本堂に曼荼羅のような絵が描かれた真っ赤な天井画

そして釈迦牟尼仏の生涯が描かれた壁画は画家として絵を描く上でのイメージトレーニングや勉強になるものだった!

また本堂内を拝観は出来なかったがいつまでも見ていられる美しい寺院だったと思う。こちらも入場無料。

ワット・オントゥ向かいにあり、緑豊かな自然の中にある白亜の寺院はワット・ハイソーク。ここも入場無料で窓や扉等、装飾に凝っていてデザイン的に絵の勉強になるものだった。

また入る事が出来なかったが壁画は赤を基調とした本堂内に描かれており一度見てみたかったなと思う。

【ビエンチャンで一番感動したお寺】

ラオスに来て3日目、ビエンチャンの有名観光スポットの一つタート・ルアンまでホテルから徒歩40分という事で、ぼく達は歩いていく事にした。

タート・ルアンはラオスの国章にも描かれている格式の高い仏教寺院で国のシンボルでもある。

紀元前3世紀に仏舎利を納めるため建立されたと伝えられているが定かではないと言うが、その後荒廃したため16世紀にセーターティラート王により再建されたという。

1828年にはシャム国(現在のタイ)の攻撃により損傷を受けたが1936年に改修したという歴史がある。

遠くからでも金ピカに輝く仏塔であるタート・ルアンは有名な観光スポットの一つである為、到着してみると観光客が多くラオス人が出店等をだして賑わっていた。

 

中に入る為に入る30000キープが必要で入場料を支払い、仏塔の前に立つとその存在感に圧倒された!

そして周囲には仏像やタート・ルアンの歴史を展示パネルで見る事が出来た。

展示パネルを見ると元々は全部金ではなく白と金の仏塔だという事が分かった。

タート・ルアンの周りは壁の外と比べると人が少なく、まるで日本の初夏のような暑さをしのげる場所でもあった為、少し休憩したあと仏塔の手前にある寺院に行ってみる事にした。

タート・ルアンには元々は東西南北にお寺があったが現在は北寺院と南寺院しかないとの事だったが、どちらのお寺も大きく存在感バツグンだった。

 

まず初めに向かったのは南寺院

 

金ピカの仏像や巨大な涅槃仏があったのだが一番凄かったのは壁や天井がビッシリと絵で埋め尽くされた寺院で

 

お釈迦様の一生と思われる絵に囲まれた空間の前にたった時

 

その凄さに中々動く事が出来ず、ずっと見ていたい気分だった。

実はラオスに来る前まで絵のアイデアが浮かばなく創作意欲も減退気味だったのだが

南寺院の壁画を見た時、何か仏教の絵を表現したいという気持ちが、まるで湧き水のように流れ出てきて、また絵を描いてみたい!

と思ってしまった。その位、あの場所は画家脳を刺激するパワースポットだったしラオスの仏教美術スゲー!と感じる場所でもあった。

その後、北寺院に行ってみたのだが、まだ内部は未完成のようで壁画も完成していなかった。

気付けば、お昼になり昼食を求めタート・ルアンを歩いたのだが目ぼしいのがなく、友人は道路沿いにあるガパオライス屋で昼食を取った。

ぼくは腹が空いてなかったのでドリアンを食べたのだが、とろみのある腐ったリンゴを食べているようで買ったのは失敗だった…。

【仏像沢山のビエンチャン最古のお寺】

感動のタート・ルアンの翌日は友人と共にバイクをレンタル。ビエンチャンを爆走し、奇怪遺産ブッダパークに向かったのだが、この話は長くなるので別の回で話そうと思う。

 

さて、ラオス5日目、旅の疲れで動けなくなった友人はホテルで1日休む事になり

 

その間、ぼくはビエンチャン最古のお寺だというワット・シーサケットに向かう事にした。

ワット・シーサケットはシャム国の侵攻の際、唯一破壊を免れた仏教寺院で仏像が約7000体安置されている。

入場料は30000キープで本堂は撮影禁止。見張りもいた。

本堂内は本尊の回りを壁画で埋め尽くされており、内容は分からないが物語調で古いながら色も残っていて、それはそれは美しいものであった。

また本堂の外は回廊となっていて、数千体もの大小様々な仏像が間近で見る事ができ、回廊の一角には色分けされた壁画が残っていた。

 

その後もビエンチャンのお寺を捜索。

 

巨大な涅槃仏があるワット・タートカオ(野犬がうじゃうじゃいたので入る事は出来なかったが)やパトゥーサイ付近にもグーグルマップに出ないような名称不明のお寺が幾つもあった。

それぞれのお寺は特色があったし目を見張るような仏教彫刻や仏像の数々、絵のインスピレーションになるようなお寺を見る事が出来たのは良かったと思う。

【まとめ】

「世界一何もない首都」と言われるラオスの首都ビエンチャンだが、お寺も多く何もなくはないと思う。

 

そして人や車も少なく中々過ごしやすかったように思えた。

 

今回、旅の始まりであるビエンチャンに6日程滞在したが画家として得るものは沢山あったと思うし、結構楽しめた。

 

友人は5日目の夜に日本に帰国したが、ぼくの旅はまだまだ始まったばかりでワット・シーサケットに行った日に翌日のバンビエン行きのチケットを買い、バックパッカーの聖地バンビエンへと向かうのであった。

 

その後も世界遺産の街ルアンパバーンに行き沢山のお寺で仏教美術を拝見したり、大自然が作った絶景クアンシーの滝等、ラオス旅を満喫するのであった。

その時の旅話はまたいつかしようと思うので、心待ちにしていてほしい。

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