阿賀野市に養廣寺(ようこうじ)という曹洞宗のお寺がある。
このお寺の副住職乙川 大樹(おとがわ だいじゅ)さんはインスタグラムで自身の趣味である食べ歩いてきた食の魅力を発信している。
また、大樹さんは数々のメディアに食の情報を提供したり座禅会やSNSでお寺について発信したり
精力的に自身の活動をPRしているお坊さんである。
●乙川大樹さんのインスタグラムはこちら
今回はそんな食通の養廣寺の副住職乙川大樹さんに取材してきましたので、お寺の魅力も合わせてご覧ください!
【養廣寺の歴史】
桃源山養廣寺は阿賀野市駒林にある蒲原三十三観音霊場の一つで第16番札所となっているお寺で本尊は釈迦牟尼仏。
元々は真言宗のお寺であったが1532年(天文元年)に曹洞宗に変わり、お寺の名前も改め駒林の東南端から現在の場所に移った歴史あるお寺である。
因みに養廣寺のHPによれば真言宗時代は廣岸院(こうがんいん)
曹洞宗に変わった時は華蓮寺(かれんじ)
1627年には現在の養廣寺という名前になっている。
詳しくは養廣寺HPへ
【養廣寺までの行き方と見所を紹介!】
行き方としては水原の町中から豊栄方面に向かう県道15号沿いの自動車学校が見えてきたら
左側にある駒林へ行く道路を車で走っていくと遠くからでも見える巨大な屋根の養廣寺があるので、あとはお寺を目指し道なりに進む。
養廣寺の主な見所としては先ず本堂に入ると直ぐに見えてくる色鮮やかな輪廻図。
チベットの輪廻図にどこか似ているが製作年月日など詳しい事はわからない。
ただし阿賀野市の観音寺にも同じような輪廻図があり、こちらは大正初期に描かれたものなので恐らく明治~大正にかけての絵だと思う。
また本堂内には本尊であるお釈迦様の仏像と本尊を取り囲むようにある十六羅漢達。
脇侍として大迦葉と阿難陀(共にお釈迦様の十大弟子の一人)の仏像を拝観出来る。
本尊後ろには歴代住職達が祀られている開山堂があってお堂は短い階段の先にある作りになっている。
蒲原三十三観音の一つにもなっているので観音菩薩も祀られていて小さいながらも、厳かな雰囲気を持つ仏像達を拝観出来る。
座禅堂では座禅会が開かれていてHPやインスタグラムで開催日等のお知らせが発信されている(要予約)
お寺の駐車場右手には大樹さんのご家族お手入れしている薔薇園があって、いきとどいたお庭からは薔薇の他にも季節折々の花達を見る事が出来る。
【乙川大樹さんにインタビュー!】
●お坊さんになった理由
お寺に生まれた大樹さんはお寺の跡継ぎとして僧侶の道を志す。
子供の頃は進んで雑務をやる事はなかったが将来が決められているからこそ、お坊さんになったようだ。
●お坊さんになって良かった事。
大樹さんが修行後に母方の祖母が亡くなった時に葬儀を自分の家で出来た事。
檀家さんや地域の人も有難いけど、大切な人(家族)の葬式が出来るのは坊さん冥利に尽きる。これが大樹さんの幸せであると語って頂きました!
●オススメの飲食店と一番美味しかったお店とは?
食べ歩きが趣味の大樹さんが阿賀野市で行ってみたいという飲食店が水原駅前通りにあるビストロ オオヤチヤ
2020年にオープンしたビストロで主に肉料理やパスタ等が食べられる。詳しくはオオヤチHPへ
一番美味しかったお店・・
中々一番を選ぶのは難しかったみたいだけど
想い出深いという点で大樹さんのご家族とよく食べに行っていたという古町の三吉屋というラーメン屋を教えてくれました。
あっさり系のラーメンを出す老舗店でラーメン王国と言われる新潟の有名店のようです。
三吉屋までの行き方はこちら【地図】
●好きなお寺とは?
阿賀野市出湯にある華報寺(けほうじ)で、よく隣にある共同浴場(ぬるま湯で入浴料250円)に行っていたとの事です。
因みに出湯近くにある村杉温泉にも入浴料250円の共同浴場があります(こっちは少し熱め)
●日々大切にしている事
お寺の掃除を意識してやる事、いつ来ても綺麗にスカッとした気分になる、そんなお寺を守って行く事。
また川の水が流れていくように、流れに沿って生きていく。
あたり前の事があたり前のように過ぎていく。
これは随流去(ずいりゅうこ)という教えで
流れに流されるという意味ではなく、自然の中心に自分がいる。
自然の流れに従って生きていく、あるがままの生き方という意味で置かれた状況に身を置けば行きつく所に行くという事。
●これからやってみたい事とは?
コロナが世界中に広かったという事もあってお寺としても変わっていく変化もあるし変わらないものもある。
そして仏教、禅の精神を愚直に守っていく。軸を大切にする事。
また
仏事以外でお寺に来てもらえるように、お寺でラーメン屋を開きたいとの事です!(普段からラーメンを作ったりするみたいです)
●お寺の衰退について思っている事
時代の流れなので仕方ない所もある。
お寺離れの原因として人口減少があり若い人が都市部に出ていく事でお寺離れが広がっていく。
そういう中で地域の人が町やお寺を身近になってもらうためHPやSNSで檀家だけでなく多くの人へ発信する事で
待っているお寺ではなく、外へ広がるようなお寺が必要。
また葬式の帰りに、袈裟のまま食べに行ったりする事で身近になってもらう
お坊さんの『見える化』を意識しているとの事です!
【まとめ】
養廣寺の副住職大樹さんがやりたいという、お寺でのラーメン屋。
一体どのような形でラーメン屋をやるのか?
また、どういったラーメンを出すのか気になる所です!
そんな熱い夢を語る副住職さんがいる歴史ある阿賀野市のお寺である養廣寺が今後どのように変わっていくのか注目ですね!