白と黒の世界!ボールペンスケッチの描き方や失敗した時の対処法とは

 

とある夏の日ぼくはスケッチするために外に出た。

 

画材は元々ボールペンでやろうと決めていた。

 

手軽だし、ぼくは元々ボールペン画を描いていたという事がおおきかったです。

滝だったり山や川に行って絵を描きましたが

ある時はスケッチをするために草木をかき分け人が訪れないような滝に行ったり

またある時はスケッチしようと山に行ったら虫にさされ大変な事になったりした夏の思い出でありました!

まぁ、そこまでする必要はないと思いますが笑

今回はオススメのボールペンについてや描き方、色の付け方などをまとめてみました。

 

【ボールペンスケッチのメリット】

ぼくのようにボールペン画を描いてる人や描いてみたいという人ならボールペンでのスケッチをオススメします。

 

メリットとしてスケッチをする事は物の捉え方を学ぶ事が出来るし何よりボールペンで描く事でボールペン画の練習になるからです。

 

また長くスケッチをする事で絵を描く技術が上がる可能性もあるしミスも減ったりする事も。

例えばぼくは長期間海外でボールペン画を毎日描いていましたが、始めた時と終わりでは

絵のタッチというのが変わっていたので絵を続けるというのは意味がある事なのだと思います。

 

また外でのスケッチは想像力を掻き立て独創的な絵の世界を表現する時に役に立つ事が出来ます。

ぼくはボールペンでファンタジー世界の風景画を描く事がありますが、スケッチ旅からイメージを得て絵を描くという事もありますので

想像力が行き詰まったら外に出てみようという事をオススメしますね。

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【オススメのボールペン】

ぼくが普段使っているのはダイソーのボールペンで

なんと100円で10本入りという沢山入ってるお得さが魅力!

種類は0.7㎜とノック式の0.5㎜のものが売っていてぼくは細かい表現が好きなので0.5㎜のセットを買っています(これは超オススメ!)

 

ボールペンでスケッチする時は一本入りのものを買って描こうとするより

沢山入ってるものを使った方が絶対いいと思います。

 

ボールペンで絵を描く時は高いものを買う必要はないと思うので。

 

逆に絵の具を使う絵の場合、塗り心地や寿命的な面で高めの筆を使った方がいいです。

 

沢山入ってるものをオススメするのはボールペンで絵を描くと意外にも時間がかかり

知らぬ間にインクが少なくなっていて使えなくなるっていう事があります。

 

だから一本100円のものを買うと寿命が来るのが早いから経済的ではないのです。

また赤や青、カラーボールペンのセット等も売っているので他の色で表現したい時もダイソーで買ってみるといいでしょう。

 

特にカラールボールペンは地方では中々売っていないのでダイソーはありがたい限りです。

ボールペンには油性とゲルインクのものがあり好きな方を選べばいいと思いますが、ぼくのオススメは油性のものです。

 

油性のものの方がゲルインクよりも色が薄いので

力を入れて黒っぽく描けたり力を抜いて灰色にしたり筆圧で色の幅を表現しやすくグラデーション等を用いて描く時に便利だからです。

 

そういった事もあり、ぼくは油性のボールペンを使っています。

ゲルインクでも悪くはありませんが色が濃いので色の表現という面で油性の方がやり易いという事があるからです。

 

スケッチは形を捉えてパッと描くのが普通なのかもしれませんが

ぼくはボールペン画を描いてるせいかスケッチにも細かくしたりグラデーションしたりと色々したくなるので(だからインクが早く無くなる)

スケッチをこだわりたいという人は油性をオススメします。

 

逆にこだわらなくていい人や筆圧が弱くてボールペンで描くと色が薄くなるっていう場合はゲルインクでも大丈夫です。

 

カラーボールペンで絵を描く時は黄色や水色など薄い色から初めて、そのから濃い色を重ねていきますが

そもそも色の種類が少ないのでスケッチする時の対象物の色は中々作れないデメリットがあります。(あるだけの色を使って対象物とは違う色にして幻想的に仕上げるという事は出来ますが)

 

【ボールペンスケッチの描き方】

基本的にスケッチなので持ち物はスケッチブックとボールペンというかなりコンパクトな状態で外に絵を描きに行っています。

 

出来れば持っていくボールペンは二本。

 

インクの量が少ないものと満タンのものを持っていけば

描いてるときにインクが無くなった場合、予備のものを使えるし

仮に(あってはならない事ですが)スケッチ先でボールペンを忘れたという時にもう一本あれば別の所で描く事が出来るというメリットがあります。

 

実際キャンプ場で描いた時に一本忘れてしまい家に帰ってしまったという事があり予備は必要だと感じたからです。

 

勿論翌日回収にいきました!

 

準備道具が整ったらスケッチを描く事になりますが、ぼくは一発描きの事が多いので

下書き用のシャーペンや消しゴムというのは持っていく事はありません。

 

一発で描こうとするから失敗しないようにしなきゃ!っていう思いが出るのでボールペンだけというのもあります。

スケッチを描く時はまずスケッチブックを広げて対象物がどのような感じに完成するのかを構図のイメージをします(下書き出来ないので)

 

そのイメージを元に紙に描いていく事になりますが描く時は

パッと見て印象的なものから描いていきます。

 

例えば滝のスケッチならば滝壺だったり近くにある印象的な木や岩だったりと

大きなものや目に飛び込んできたものからです。

スケッチなのでその位でも構わなのですが細かい所やグラデーションを描きたい場合は後で付け足したりするといいでしょう。

ただ一つ一つ描くとあまりにも時間がかかるので線を何度も引いて誤魔化したり遠い所はぼやけた感じに描く事で時間の短縮が出来ます。

 

何度も言うようですがスケッチであって作品としてのボールペン画ではないのでクオリティ面をそこまで意識する必要はないと思います(ぼくはクオリティ面も意識してしまいますが笑)

 

また一発描きのため失敗する(構図や対象物のバランス等)という事があります。

 

でも失敗したからといって別のページに新たに描くのはオススメしません。

ボールペンは絵の具のように修正する事は出来ませんが失敗した所に影を付けたり線をいくつもひく事で逆に味わい深くさせる事も出来ます。

 

【ボールペンスケッチの色の付け方】

カラーボールペンを複数使わない限り基本的に一色なので、色をつけたいという場合は絵の具や色鉛筆等の画材を描いた上から塗っていきましょう。

 

画材の使い方はそれぞれ違いますが気を付けてほしいのは絵の具を使う時です。

 

以前絵の上から水彩絵の具を塗った所、ボールペンで描いた所が薄くなってしまったという事がありました。

 

そういった事があった為、絵の具を塗る時はボールペンの線に気を付けて塗るか絵の具だけ使ったスケッチに変更した方がいいと思います。

 

または塗ったあとに漫画のペン入れのように黒で輪郭などを引いていくというのも有りかも。

という事があったため、今ぼくはスケッチに色を付けるときはプラスティッククレヨンで塗っています。

とはいえ、ぼくがスケッチする時はあまりボールペンの上から新たに塗るという事はせず

黒だけで色の明暗や対象物の雰囲気を出すようにしているので、恐らくこれがボールペンスケッチの醍醐味なのではないでしょうか?

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因みに時間のない時や早く終わらせたい時は描きたいスケッチの対象物を写真に撮って後でスケッチ、色塗りをするといいです。

例えば急な雨の時、山に入って人気のない所でのスケッチはいいかも知れませんが長時間いて熊に襲われたら大変ですので。

 

【まとめ】

今回の記事をまとめると

●ボールペンスケッチはボールペン画の練習になる。

●オススメのボールペンはダイソーの油性の10本入りボールペン。

●描き方は一発描き、失敗したら何度も描いて修正

●色をつける場合はボールペンの上からする。絵の具は注意。

 

という事ですね。

 

ボールペンでのスケッチは始めは上手く出来なくても続ける事で

 

ああ、こういう事かー

 

とわかってくるし描いていく事でコツのようなものを掴んでくると思うので描きながら学んでみて下さい。

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