画家として生きる

羊画廊で初の個展“宮下拓実展「天使と悪魔とボク」”の裏話

投稿日:

2011年3月、初の個展に向け、専門学校を卒業してからも日々ボクは絵を描いていた。

しかしその頃のボクの絵と言えば今のような絵ではなく、表面的で、ただ原液をベタっと塗ったような絵ばかりだった。

まぁ、ボクは元々漫画ばかり描いていて絵なんて中学の美術の時間しか描いていなかったからしょうが無いのだけれど・・。

 

しかし過去のパンフレットを見ると雑だなぁと感じてしまう位ヘタだった。

 

ともかくボクは個展に向け絵を描いていたが、その時の絵の題材は悪魔と天使だった。

現在はチベット仏教絡みの絵を描いているが、これはネパールやラダック等で仏教美術と出会い、その魅力にハマってしまったからだ。

海外に行く前のボクは悪魔や天使といったキリスト教の絵に興味があった為、そういう絵を描いていたのだが、元をただせば女神転生シリーズの悪魔の絵がカッコイイと思っていたから悪魔や天使を描いていたんだと思う。

女神転生シリーズとは悪魔を倒したり仲間にしたり出来る昔からあるゲームなのだが、女神転生の攻略本には多数の悪魔達の絵が描いてあり、子供ながらにその絵を真似したりしていたのだ。

 

その結果、ボクは宗教美術に興味を抱くようになり個展開催が決まった際は悪魔や天使を題材にしたんだと思う。

 

【宮下拓実展「天使と悪魔とボク」】

ボクは毎日絵を描き、羊画廊で無事個展を開催する事が出来た。

個展の名前は「天使と悪魔とボク」

ボクとつけたのは、ボクの絵がマンガっぽいというか子供みたいな絵が多いせいもあり、そのようなタイトルにしたんだと記憶している。

 

ただ正直不安だった。

 

本当に絵が売れるのか?と。

 

羊画廊は新潟で歴史ある画廊の一つで訪れる客は目が肥えてるはずだ。

絵を描き始めたばかりのボクの絵が本当に売れるのか・・

 

と思っていたが売れた。

 

しかも幾つも幾つも・・!

 

これは本当に驚きだった。

 

ただ、その背景には画廊側がボクの絵の値段を安く設定し展示販売していた事が原因だった。

 

理由としてボクの絵を安く設定し、いっぱい買って貰う事でファンを作るという考えだったからだ。

 

また見に来てくれた人が以外に多かったのは画廊側がパンフレットを大量に作り眼回ししたり、専門学校が新聞にボクの事をかいてくれたりと色々集客していたからだ。

 

僅か6日間の宮下拓実展「天使と悪魔とボク」は無事終了。

 

その後ボクは仏教の絵を描く事になり、海外の仏教文化を探すべく翌年ネパールに行く事になる。

-画家として生きる

Copyright© 漫画仏画絵師 , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.