ネパールの旅

ネパールの糸も美しいチベット美術“チャイティヤ”という仏塔

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『ヒマラヤの国』ネパールにはチャイティヤと呼ばれるチベット美術な独自のストゥーパ(仏塔)がある。

ストゥーパとは、チョルテン(チベット名)ともいい、仏舎利(仏陀の遺骨)を納めた事が始まりであり、いつしかストゥーパ自体が信仰の対象となった。

ストゥーパはネパールやチベットのみならずインドやモンゴル、東南アジア各地にもあるし、日本にもある(日本では五重塔)

ネパールにはチベットとインドの宗教文化が混じり合ったせいかチャイティヤを初め、様々な仏教美術を見ることが出来る。

因みにネパールは物価が安く、初めての海外旅行者にとっても治安がまあまあいい事からオススメな国である。

ネパールは仏教美術の多さもさることながら観光スポットを初め、食べ物に至るまで日本人にもあっていると思うので一度は行って欲しい国である。

■ネパールの物価についてはこちら。

【ネパールの魅力は物価にあり?】いかに安いかがわかる旅行費用大公開!

【チャイティヤとは?】

チャイティヤの特徴として他のストゥーパと違って「これでもか!!」

 

という位、仏陀や宗教的モチーフが刻み込まれ何とも装飾的な所だ。

このチャイティヤが誕生したのは恐らくチベットとインドとの貿易が盛んだったマッラ王朝時代であり、この時代には今日ネパールで見られる宗教美術や歴史的建造物の殆どが造られたからだ。

美の都パタンには、マッラ王朝時代に活躍した仏師達の血を引くネワール族が多くいて、現在では彼らが受け継いできた伝統技術をパタンで見る事が出来る。

このマッラ王朝時代に造られたと思われるチャイティヤは他のチベット文化圏の国々では見る事が出来ない・・。

因みにチャイティヤが、造られたであろうパタンではタンカ(チベット仏画)を初め、仏像を造る仏師の工房が幾つもあり見学する事も出来る。

また、ネワール仏教の聖地スワヤンブナート周辺には美しいマニ石(オム・マ二・ペメ・フム等チベットの真言が彫られた石)が幾つもあり、中にはマ二石を造る彫刻家の姿も見ることが出来る。

スワヤンブナートは聖地ボダナートと並びボクがネパールで最もオススメするエリアの一つでストゥーパやゴンパ(チベット仏教寺院)が幾つもありネパールのチベット世界をきずいている。

ネパールの仏教美術が見られるオススメ観光スポットBEST3

【チベットの仏塔】

チベットでは、このように装飾的に造られておらず、白を基調としたシンプルな感じだ。

中にはチベット模様が彩られたストゥーパもあり、一つ一つ注意深く見るのも面白い。

実はネパールにあるスワヤンブナートやボダナートにあるブッダアイが描かれた巨大な碗系のストゥーパもチベット様式であり、チベット本土ではブッダアイが描かれたストゥーパを見ることが出来る。

 

■チベットのストゥーパについてはこちらの記事を読んで欲しい。

東チベットとネパールのストゥーパ(仏塔)の違いを検証してみた!

これに対してネパールのチャイティヤは石工一人一人の独創性が仏塔一つ一つに見られ、装飾的な絵を描いているボクにとっては至極勉強になる仏塔だと思っている。

 

チャイティヤの題材の殆どは仏陀であり、四方に刻まれているがチャイティヤの中にはリンガとくっついた仏塔もあり、ヒンズー教とチベット仏教が混在しているネパールならではの仏塔だろう。

 

因みにリンガとはヒンズー教の破壊神シヴァの男性器をモチーフにしたものでヒンズー教徒の信仰の対象となっている。

ボクがポカラにあるデヴィズ・フォールと呼ばれる大穴近くの広場にだつ全とリンガがオブジェのように置かれていた。

この大穴近くにあるグプテシュワール・マハーデヴ洞窟にはシヴァ神を祀る寺院があり、ヒンズー教ゆかりの場所何だろうと思う。

 

話がそれてしまったがネパールには装飾的な仏塔チャイティヤが至る所にあり、特にチベット仏教の聖地スワヤンブナートには沢山のチャイティヤが存在する。

その一つ一つ微妙にデザインが違い、ネパール美術の美しさを見る事が出来るが、スワヤンブナートにはチャイティヤの他にもチベット仏教の美しいストゥーパが沢山あり、料金いらずの仏教美術館のようだ。

ネパールはトレッキングが有名だがボクのような画家にとって仏教美術を時下に学ぶ事ができる最良の場所であり、仏教美術や仏画や仏像に興味がある人は是非訪れて欲しい国だ。

【チャイティヤが見られるネパールの観光スポット】

チャイティヤ自体はカトマンズ各地で見ることが出来るが、何度もネパールに行っているボクがチャイティヤがある観光スポットを幾つか紹介しようと思う。

まずは初めてネパールに行く人なら一度は行くダルバール広場。

 

というより、広場周辺である。

 

ダルバール広場周辺には、チャイティヤが幾つもあるヒンズー教寺院が幾つもあり、サラスヴァティー川に至る道にあるヒンズー教寺院前には美しいチャイティヤがネパール人の憩いの場所となっている。

*この道を川をまたいで、さらに進むとカトマンズ国立博物館に辿り着く。

また、ダルバール広場に至る道にあるスワヤンブナートそっくりなカテシンプーストゥーパにはスワヤンブナート同様チャイティヤが数多く設置されている。

そしてタメル~スワヤンブナートへサラスヴァティー川へ徒歩で行くと石づくりの階段を登った先にあるネワール仏教の寺院があるが、その境内は幾つもチャイティヤがあり毎日仏教徒によってお祈りをささげられている神聖な空間となっている。

この他にもカトマンズを歩くと様々な所に様々なデザインのチャイティヤや仏塔があって面白いので自分だけのマイ・ベスト・チャイティヤを見付けてはどうだろうか?

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