仏画・絵について

羊画廊から再ペイント指令を受けたボクは・・

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2016年の夏、新潟古町の羊画廊で開催された『宮下拓美』展が盛況な内に無事終了し、次なる作品製作を練っていた際、羊画廊のオーナーから、とある指令を受けてしまった。

それは・・

 

 

以前描いた絵の再ペイントである!

 

そう、今まで何回か羊画廊で個展を開催したが、そこで展示していた絵をもう一度描きなおせというのだ。

 

このような判断をオーナーが決断したのはボクの絵のクオリティが格段と上がってしまったのが原因だった。

ボクの絵は、自分でも思うのだけれどネパールでタンカ絵師マイラさんの元で修行した前と後では、明らかに絵のレベルが上がっているのだ。

例えば、この文殊菩薩の絵は以前は画像のように細かくはなく、2カ月半かけて再ペイントした結果このような作品になってしまったのである。

ボクは元々絵の学校を出たわけでもなく(漫画の学校には行ったが)誰かに絵を習ったという事がなかった為、ネパールでのタンカ修行は何もかも新鮮で絵の大変さというのをみじみじと思い知った旅でもあったし、初めて色の使い方や筆の使い方を学んだ場所でもあった。

 

だからこそ、マイラさんの元で学んだ結果、自身の絵のクオリティが上がってしまったんだと思う。

 

ともかく画廊は20点以上ある絵の描き直しを要求され、ボクは画廊の倉庫から今まで描いてきた絵を自宅に持ち帰った。

自宅に持ち帰り、今まで描いてきた絵をよく見てみると自分でも恥ずかしい位、今のレベルとは明らかに差がある絵ばかりであった。

 

ボクはどのように再ペイントするか考えてい思ったのが二通りの方法を思い付いた。

 

一つはモチーフはそのままに、単に塗り重ねていき完成させる方法。

 

もう一つは始めから描きなおす方法・・。

 

 

実際やってみて結果的に後者の方が多くなってしまった。

 

絵のモチーフを変えないで塗り重ねていく方法の方が始めからやるより遥かに簡単だが、自分でいうのも何だが、どれもこれも絵のテーマが悪すぎる!

 

どうして、こんな絵を描いたんだろう・・

と思うようなものばかりだった為、殆どの絵を一から描きなおす事になってしまった。

 

ただ、これは突然降ってきた幸運ともいえる出来事だった。

 

 

何故ならキャンバス代を節約できるからだ!!

 

 

・・・・

 

 

・・サイズは小ぶりな物が多かったが、再ペイントは意外に楽しく、描きなおした作品を見ると改めて絵のレベルが上がったんだな・・

と描く度に思うのであった。

 

 

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