ネパールの旅

チベット仏教の聖地で子犬を虐待するネパール人

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ネパールでタンカ修行した翌年の夏、ボクは再びネパールに赴いた。

理由はチベットの民族衣装の買い付けとタンカ絵師マイラさんに御礼を言うことだったが、当人は中国の展示会に行っていて再会を果たすことが出来なかった。

そのため、ボクはチベット仏教の聖地ボダナートのマイラさんのタンカ屋で従業者と茶を交わすくらいだった。

ボクは彼らとFacebookのアドレス交換した後、今度はタンカ絵師マイラさんを紹介してくれたラマさんの元へ向かった。

 

彼が経営するシンキングボウル屋に近付くと・・

 

 

「あっ!久しぶり!!何してるの!?」

 

 

と向こうから声をかけてきてくれた。

 

ボクは半年ぶりのラマさんとの再会で、ネパールに来た理由や近況情報等を話し、再会を喜んだ。

この時、ラマさんの隣にはシンキングボウル屋の隣にある珠数屋の店主がいたのだが、ボク達が話していたその時・・

 

ある親子とおぼしき犬達がボク達の元に近寄ってきたのだ。

 

 

子犬は珠数屋の方に近づき辺りをグルグルうろちょろしていたのだが、珠数屋はカンに触ったのか、ボク達の目の前で信じられないことをし始めた!

 

 

なんとガッ!ガッ!と何度も何度も子犬を蹴り始めたのだ!!

 

 

当然ラマさんとボクは止めたが、彼は子犬を蹴るのを一向に止めなかった。

 

「オイ!止めろよ!!」

 

「・・・・・・」

 

彼の目は冗談半分でやっている目ではなく、マジな顔をして巡礼者が行き交うボダナートの公衆の面前で動物虐待を行っていたのだ!!

 

親犬はどうすればいいのか判らず、辺りをグルグルしていた。

 

 

子犬はその後、後ろ足を怪我したのかヨタヨタと後ろ足を引きずりながらボク達の前から消え去っていった。

 

 

ラマさんはボクに話してくれた。

 

 

「ネパール人は犬が嫌いなんだ。」

 

 

確かに・・

ネパールにいると犬が好かれているという印象は受けない。

そして恐らく犬が好かれないのは汚い犬が多く狂犬病になるリスクがあるからだと思う。

 

ボダナートではよく欧米の動物愛護団体が狂犬病の予防注射を犬達に行っているのを見た事がある。

 

 

だからこそネパール人は狂犬病に恐怖を抱き、犬達を嫌っていると思うのだが目の前で動物が虐められているのを見ると、ネパールの闇を垣間見てしまったと思ってしまう出来事だった。

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