チベットの旅

東チベットで乗り合いタクシーに乗ったら2時間以上待たされ、同乗していた僧侶がブチ切れた話(▼皿▼)

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東チベットのカンゼ・ゴンパで美しい千体仏を見たボクであったが非常に困った自体に陥っていた。

それは千体仏を見る少し前、カンゼ・ゴンパの御堂で写真をとり、フィルムが終わったので取ろうとした、その時・・。

 

 

ブワァ!!

 

 

フィルムが飛び出てしまった!

 

 

もうこうなるとアウト。もう現像出来ない。

 

今まで東チベットの町を撮ってきたけど、それが全部水の泡になってしまった!

 

ボクは新しいフィルムをクルクルと回し中に入れようとしたが、ふとカンゼゴンパの後如何すればいいか?と心の中でよぎってしまった。

 

 

それは二つに一つだった。

 

 

一つ、アチェンガルや他の町に行く。

 

 

二つ目が元来た道を辿り、撮ってきた写真を撮り直す事。

 

 

せっかく東チベットに来たんだしアチェンガルや他の町に行った方がベストなような気がしたが漫画仏画絵師ブログに公開する写真が無いようじゃあ東チベットの記事が書けないためボクがとった決断は・・。

 

 

 

元来た道を辿り、写真を取って行くだった。

 

 

 

ただ次写真撮るときはスマフォで撮ろうと思いながらゴンパの帰りルルルとウルサいサイレンを放つ公安警察のパトカーが走る街中で思いながら宿に帰るのであった。

 

 

翌日、朝の8時過ぎ位にホテルをチェックアウトするとタウまでいくための乗り合いタクシーを探していると、向こうから声をかけられ難なく発見する事が出来た。

 

 

ボクはタクシーの中でしばらく待っていると、他の乗客がやってきて彼らの登場と共にタクシーは走り出した。

 

 

途中、タクシーの予約をしていたのか新たな乗客をのせ、カンゼの町を走っていると、あることに気が付いた。

 

 

やたら公安警察がいる事だった。

 

 

抗議の焼身自殺が多く情勢不安定な東チベットならではの光景だろう。

 

タクシーは雄大なチベットの山々をぶっ飛ばしながら走り、パトカーすら追い越すドライバー。

 

 

中国にはスピード制限は無いのか・・?

 

 

と思っている内にタンゴに到着。

 

 

来た道を引き返すなんて・・と思ったが仕方ない。

 

 

 

これはボクの決断だ。

 

 

 

タンゴで乗客は食べ物を買い、しばらくするとタクシーは走り出した。

 

 

タクシーが走り出して2~3時間たった頃、タウにようやく到着し、タクシー代を払い、ゲストハウスに向かった。

 

 

 

・・が

 

 

 

やっていなかった。

 

 

 

ボクが泊まろうとしたのは外国人が経営するゲストハウスなのだけれど宿代が安く、何かと割高な東チベットの旅で有難い存在なのだが、どうやら電気が使えなくなったか何かで泊まることが出来なくなったのだ。

 

 

 

・・仕方ない。これも旅だ。

 

 

ボクはタウの大ストゥーパを撮るべく何日か前に来たストゥーパ広場に赴きバシャバシャと写真をとった。

 

 

ハァー・・。

 

 

こんな事ならずっとスマフォ撮影にすれば良かった。

 

 

そして今度はラガンに行くべくラガン行きのタクシーを探そうとしたのだが・・。

 

それが悪夢の始まりだった。

 

【2時間以上もタクシーの中で待たされる】

ラガン行きのタクシーはすぐに見つかった。

というよりカンディンまで行くタクシーに乗り、ラガンで途中下車するという事だ。

タクシーに行くと先客がいて、その人はカンディンまで行く模様。

 

ボクも先客と一緒にタクシーの中で待ったが中々発車しない。

 

そもそも乗り合いタクシーというのは人が集まらないと発車しないシステムで、どうやらタクシー運転手がお金をいっぱい頂く為に乗客をギュウギュウ詰めにして発車するのだと思うけれど、こっちとしてみたら良い迷惑である。

 

ともかくボクはタクシーの中で待った。

 

 

 

待った

 

 

 

待ち続けた!!

 

 

気が付けば1時間。

 

 

とうとう先客は業を煮やしタクシーから出て行ってしまった!

 

 

 

その後しばらく待つと今度は僧侶の一団がタクシーに入り込んできた。

 

 

彼らの身体は大きく、まるで格闘家か何かのように見え、特にその中で1番若いであろう40前後の僧侶は赤い王様のようなコートを羽織、黒い皮手袋をしたいかつい男で、全く僧侶には見えなかった。

彼らがやってきたその頃、タクシー運転手はというと・・

 

 

携帯で誰かと話し出したかと思うと、いつの間にかビリヤードを始め・・

 

 

遊んでいた。

 

 

 

 

・・・・。

 

 

 

 

 

何やってんだ!運転手、早く出してくれ!!

 

 

 

 

と言わなかったが、僧侶達もおもいは同じようで40前後の僧侶が遂にブチ切れた!

 

 

ブーブーブー!

 

 

クラクションをならして、苛立ちをあらわにしていた。

 

 

 

そして外に出たかと思うと仲間に不満を言っていた(ように見えた)

 

 

出家したとはいえ、僧侶もやっぱり人間なんだな~と感じた瞬間だった。

 

 

 

そんなこんなでタクシーに乗って二時間半。

 

 

ようやく運転手がやって来て、タクシーが動き出した!

 

 

長かった。長かったよ運転手。

 

 

タクシーはゴンパ近くまで行き、とある民家に止まった。

 

 

そして民家から一人のハイカラな服をきた女性が姿をあらわした。

 

 

彼女は後部座席に乗りこみデカデカとした旅行カバンを車内に持ち込んだ。

 

そして彼女の登場と共にタウから脱出する事ができたのである。

 

 

この時、ようやく遅れていた理由が分かったと思った。

 

 

 

運転手が電話していた相手・・。

 

 

 

そう、後部座席に乗ってきた女が全ての原因だったのである。

 

 

 

しかし、致し方ない。

 

 

 

これも旅だ。

 

 

カンゼゴンパでフィルムが飛び出たのも、こうして2時間以上も待たされたのも、旅に付き物のアクシデントの一つ。

 

 

旅の『醍醐味』って奴さ。

 

 

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