光り輝く白亜の巨大ストゥーパ『東チベット・タウで見た巨大な信仰心の形』

東チベットにはネパールのボダナートに匹敵する巨大ストゥーパ(仏塔)があるという情報を聞きつけたボクは四川省西部に広がる東チベットの地へと足を運び巨大ストゥーパがあるタウを目指すことにした。

ストゥーパ(チベット名チョルテン)とはブッダの骨(仏舎利)を祀った供養塔のようなものでありチベット本土のみならずネパールやラダックといったチベット文化圏の国々ではよく見かける。

ボクは東チベット始まりの街『康定』を後にするとラガンという小さな町に入り、この町のゴンパ(チベット仏教僧院)で美しい壁画や仏像を拝観すると翌日タウを目指しバスで移動する事になった。

*因みにラガン以降のホテルはどこにいっても水回りが悪くシャワーが使えないという所がほとんど。

*ラガンにも美しい白亜のストゥーパ群がラガンゴンパ近くに密集していて必見である。

【秘境】中国・東チベットのホテル・トイレ事情『衝撃バケツ事件!』

【巨大ストゥーパがある街タウへ行こう!】

タウを目指しバスの窓の外を見ていたボクだったが、やはりここはチベット。

広大なチベットの山々が見え、その山にはチベットの有名な真言『オン・マニペ・フム』と遠目で見ても分かる程の巨大な文字が作られ、辺りには幾つものストゥーパやタルシンキ(祈願旗)が置いてありチベット情緒溢れる景色が広がっていた。

正直な話ボクはその光景に感動していた。

 

中国共産党に侵略されたとはいえチベット文化が抹殺された訳でもなく五体投地で祈りを捧げながら歩く巡礼者やヤク使い達が現役で活動していたからである。(中国のいわゆるアメとムチ政策のおかげかも知れないが)

 

 

バスはチベットの広大な山々をぬけると標高が下がり、いつの間にか森林地帯になっていてバスの横の崖下には轟々と流れる川が見えてきたのである。

 

 

川沿いを走ること3時間位。

 

 

一本道に入りバスは近くのドライブインのような所で止まり乗客達は休みを取るため次々に降りていった。

 

 

運転手はボクにこう言った。

 

 

「ダオフー!ダオフー!」

 

 

ダオフーとはチベット名タウの事であり、一本道を進んだ所にタウの街と巨大ストゥーパがあったのだがボクは長いバス旅に疲れ果て脳が働かなくなり運転手の到着の言葉が全く届いてなかったのである。

 

 

だからボクは疲れ果てバスの中で休んでいると、いつの間にか乗客達と運転手が戻りバスは出発。

 

 

カンゼ行きのバスの外を眺めていると遠くで巨大ストゥーパが・・。

 

 

・・・・・。

 

 

ここはタウだ。

 

 

ボクはようやく頭が回り始めたときバスはタウの橋近くで止まってくれたおかげでボクはタウまで歩く事になった。

 

 

タウに向け橋を歩いていると丘の上にタウ・ゴンパが・・。

 

 

しかし今は宿を探す事だ。

 

 

ボクはストゥーパ近くまでいき、その付近でゲストハウスを探す事になった。

 

【タウのゲストハウス】

実はタウに行くにあたり兼ねてより泊まろうと思っていたゲストハウスがあった。

 

 

そのゲストハウスはチェコ人とチベット人の夫婦が経営するゲストハウスで1階はレストラン、2階に宿になっている。

 

ボクはそのゲストハウスを探すべくタウの大通りを歩いてると・・

 

 

すぐに見つかった。

 

 

宿を取る前に1階のレストランで塩辛いカレーを食べると2階のゲストハウスでチェックイン。

東チベットの旅の中、驚きの60元という安さでTVつきの部屋に泊まることができ大満足だった。

 

【巨大ストゥーパ発見!】

さて目的の巨大ストゥーパ探しである。

・・と言ってもゲストハウスがある大通り近くに看板があり巨大ストゥーパは直ぐに見つかった。

 

敷地内に入るとボクの目に大きくそびえる巨大ストゥーパが姿を表した。

 

 

巨大ストゥーパは太陽の光に照りつけられ真珠の輝きのごとく美しい白亜の光を放っていた。

それはネパールのボダナートに負け寺劣らず巨大でチベット人の信仰心の大きさの現れであったかのようだった。

■ストゥーパについて

ネパールやチベット文化圏のおすすめポイント『ストゥーパ(仏塔)の魅力』

 

ボクはとりあえず巨大ストゥーパ付近を散策する事にした。

 

 

巨大ストゥーパ付近には数え切れない位のマニ車連が幾つも設置されチベット人がクルクルとマニ車を回していた。

 

 

マニ車とは1回回すとお経を読んだことになる筒状の法具の事でよく寺院近くに設置されているのだが東チベットのマニ車連はネパールやラダックの小さなマニ車連とは違い大きく金メッキで塗装されていた。

 

 

マニ車連の近くには簡易的なゴンパがあった為、中に入ってみると・・。

 

 

そこには幾つもの美しい仏像が安置されチベット人は五体投地を繰り返していた。

■文殊菩薩の仏像

■祖師像や観音菩薩等

 

 

ただ壁画は・・どう見ても印刷だった。

 

 

康定のゴンパもそうなのだが東チベットのゴンパでは時たま印刷の壁画が見受けられる。

 

 

きっとタンカ絵師がいないのだろう・・。

 

 

中国共産党がチベットに対して行った同化政策が形になってチベットの伝統技術を抹殺させた結果である。

 

 

ボクは印刷された壁画を考え深い思いで見た後、巨大ストゥーパを後にしタウのランドマーク的な存在ニンツォ・ゴンパを目指し中心街まで歩いていった。

中心街にはチベットの民族衣装を売っている露店やチベット人の子供達がチベタンダンスを披露してお金を稼いでいたりして、ちょっとしたお祭り騒ぎだった。

 

 

ボクはゴンパを目指すべく坂道を幾重にも歩いていると看板が見えたので看板の通りに進んでみるとニンツォ・ゴンパの入り口が。

 

 

境内に入ると広々としていて、そこからタウの街が一望できた。

 

 

ボクはゴンパの中に入ろうとしたが鍵がかかっていて中に入る事が出来なかったが、しばらく待っているとチベット人の一団が・・。

どうやら彼らも中に入りたいらしく、その中の一人が僧侶に掛け合い鍵を取ってくるとゴンパの扉を開けてくれたのでボクは彼らと一緒に入る事が出来た。

 

 

堂内は薄暗く、よく見えなかったが本尊前では何処からか光が差し込み堂内は厳かな雰囲気をかもちだしていた。

ボクは本尊の釈迦牟尼像を前に他のチベット人達と一緒に真言を唱えながら五体投地を繰り返し祈りを捧げた。

 

 

その後チベット人達と別れゲストハウスに戻るのであった。

 

 

因みにタウの巨大ストゥーパ近くの草原では夏になると騎馬祭りが行われるらしい。中国共産党によって騎馬祭りも抹殺されていなければいいが・・。

 

タウで巨大チョルテンを見たボクはダンゴ~カンゼへと向かう事になる。

幻の1,000体仏像を探しに東チベットへ。『カンゼで見た荘厳な神々の世界』

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