東チベットとネパールのストゥーパ(仏塔)の違いを検証してみた!

東チベットを旅して分かったことだが東チベットとネパールやラダックのストゥーパ(仏塔)には大きな違いがあるという事を発見してしまった。

ただしこの記事で書かれる東チベットは『カム地方』です。

カムとは有名なラルン・ガル・ゴンパがある四川省西部に位置するチベットエリアで、標高3000メートルをこえる大地には美しい大草原と巨大なチベット仏教寺院が幾つも点在している秘境の地だ。

 

東チベット(カム)の仏教寺院はこちら

ラルン・ガル・ゴンパの他にもある!!東チベットの美しき仏教寺院の数々

【東チベットのストゥーパ】

東チベットを旅するとどこもかしこもストゥーパを目にすることが出来る。

ストゥーパは仏陀の遺骨を入れた仏塔の事でよく信仰の対象にもされる。

 

 

そのストゥーパは‥

 

東チベットではネパールと違いかなりシンプルだった!

 

まさにSIMPLE THE BEST!

 

 

どうしてこんなにシンプルなのだろう。

 

 

ボクはストゥーパならネパールやラダックの方が好きだ。

職人達の手がこんだストゥーパは正にアート作品のようで、ずっと見ていられる。

恐らくネパールのストゥーパはストゥーパや彫刻専門のカースト(身分制度)を持つネパール人が作ったからに違いない。

因みに写真のストゥーパはスワヤンブナート周辺にあるチベット仏教寺院内にあるストゥーパで、仏陀が描かれていたり伝統的な装飾模様をあしらっていたりしていて見応えがあった。

 

ネパールでは名前を聞けば何のカーストなのか分かるようになっている。

 

チットラカールは画家カースト、マイラは詩人、ラマは僧侶?(多分)といった具合に。

 

ゆえに彼らが手がけたものはどれもこれも美しくて目を見張るものだった。

彼らの技術を見学出来るのが美の都パタンであり、ダルバール広場にある美術館には美しい仏教美術の数々を見ることが出来るし、パタンの街を歩くと職人達の制作現場を見学する事も出来る。

パタンについての記事はこちら

徹底検証!!美の都パタンと聖地ボダナート、どちらがチベット仏画を学ぶにはオススメ?

【東チベットの美しいストゥーパ】

一方東チベットにも芸術的なストゥーパが無いのかと言ったらそうでは無い。

レゴン地方のゴマル・ゴンパにある巨大ストゥーパ等がそれにあたる。

 

レゴン地方は芸術的な仏教美術を見られるスポットらしい。

 

仏教の絵を描くボクにとって興味の湧く場所だ。

因みにレゴンと言えばボクの知り合いのタンカ絵師ケルサン・ギャルツォ氏の出身地で、彼は子供の頃からレゴンでタンカを学んでいたという。

レゴンはアムド文化の中心地であり、ギネスブックにも載った巨大なタンカが制作された場所だ。

 

仏画を描いているボクとしては一度は行ってみたいチベットエリアだ。

 

また、レゴンにも巨大で、他の東チベットエリアとは違った装飾的な美しいストゥーパがある事で知られている。(ゴマル・ゴンパ内にある高さ30メートルの時輪仏塔と呼ばれる巨大な仏塔)

 

また、カム地方のタウにある白亜の巨大ストゥーパも美しく周辺にはチベット仏教寺院があったり、巨大なマニ車(経典が入った筒状のもの)が幾つもある。

タウの巨大ストゥーパについては、こちらの記事で詳しく書いているので興味のある人は読んで欲しい。

光り輝く白亜の巨大ストゥーパ『東チベット・タウで見た巨大な信仰心の形』

 

ラサやその他チベット文化圏のストゥーパはどんな感じなのだろう‥

 

 

気になる。

 

 

ストゥーパも仏像や壁画と同じように美しく絵の参考になることがあるから様々な国のストゥーパを目にしてみたいものだ。

因みに東チベットとネパールの仏塔は違うと言ったが、ネパールにはチベット様式の仏塔とは違うチャイティヤと呼ばれる石造りのネパール独自の仏塔があり、職人達の粋が集まって造ったような感じだった。

因みにチャイティヤはスワヤンブナートを初め、各地のダルバール広場で数多く見ることが出来る。

 

【あなどれないストゥーパ周辺】

東チベットのシンプルなストゥーパだが見学する際、気を緩めてはいけない。

もしかすると犬が出てくるかも知れないからだ。

カンゼ・ゴンパに立ち寄った際、近くにあったストゥーパを見学していると近くで犬の鳴き声が‥

 

危険だ!噛みつかれてしまう!!

 

 

とすごすごと逃げ出したボク。

 

 

もしも噛まれて狂犬病になったら、オダブツ。

(狂犬病は発症する事が少ないかも知れないが、即病院に行かなければならない。)

 

 

ストゥーパは人気の無いところにある場合がある。

 

 

人気の無いところ=犬がいるかも知れない。

つまり襲われたら、助けを呼ぼうにも人気の無いところだから如何することもできない。

ストゥーパ見学は絶対に犬がいないかを確認して慎重に迅速にじっくりと見学しなくてはいけないのだ。

 

また、カンゼ・ゴンパ麓にあるチベット人集落にある家々には番犬が飼われていて、通りがかった人に向け、けたたましい鳴き声を発している(当然鎖で繋がれているが)

因みにカンゼ・ゴンパ内にも多分真鍮製の美しい装飾的なストゥーパが祖師像や仏像と並んであった。

やはりストゥーパは信仰の対象なのだ。

東チベットをあるくとストゥーパの前に何やら供え物が置かれてる事がよくあり信仰の対象‥という事を伺え知れる。

ストゥーパは見れば見るほど、知れば知るほど奥が深いんだなぁ、という事を知るのだった。

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